【池江璃花子と一問一答】自分の成長をすごく感じられたレース。次は1番を狙っていけるように

2021年02月07日 18:01

競泳

【池江璃花子と一問一答】自分の成長をすごく感じられたレース。次は1番を狙っていけるように
<ジャパンオープン2020(50メートル)最終日>女子50メートル自由形決勝、レースを終え引き揚げる池江(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【競泳ジャパン・オープン最終日 ( 2021年2月7日    東京アクアティクスセンター )】 競泳ジャパン・オープンは7日、東京アクアティクスセンターで最終日が行われた。白血病からの完全復活を目指す池江璃花子(20=ルネサンス)は女子50メートル自由形で24秒91で2位となり、復帰後4戦目で初めて表彰台に上がった。優勝は自己ベストの24秒75をマークした大本里佳(23=ANAイトマン)。
 レース後の一問一答は以下の通り。

――レースを振り返って。

 まずは予選で(25秒06の記録で)1番通過できると思っていなかったですし、この試合自体の目標が25秒3くらい出せたらいいなって思っていたので、それを予選から大幅に更新できたここと、決勝でそれ以上に(記録を)上げられたことがすごいよかった。

――最近は4位が続いていました。

 すごいハイレベルな試合で表彰台に上がる3人が24秒台というのは、今までなかなかないことだったので、この戦いの中で2位に食い込めたってことは自分の成長をすごく感じられたレースかなって思います。

――きょうのレースでよかった点は。

 落ち着いてレースができたことと、あとは最後ちょっと疲れて詰まってしまったかなっていう場面もあったんですけど、とにかく今回はメダルも取れましたし、すごくいい始まりで、いい終わりだったと思います。

――2週間後にもレースがあります。

 まず2週間後は(復帰後)初めてバタフライに出場する予定なので、自信は正直ないんですけど、自分なりに精いっぱい泳げればいいかなって思っています。次は1番を狙っていけるように取り組んでいきたい。

――4月の(東京五輪代表選考会を兼ねた)日本選手権(3~7日、東京アクアティクスセンター)があります。まだそこまでは、という感じですか。

 そうですね。まだ、何も決まってない状態です。

――(東京五輪会場の)東京アクアティクスセンターでレースで泳ぐのは初めてでした。

 3メートルプールなので、(これまで泳いできた)辰巳のプールとは違った感覚ではあったんですけど、すごく泳ぎやすいプールでしたし、記録も自分の中では自己ベストと捉えているので、いい経験ができて次につながるレースができたかなって思います。

――復帰した昨年8月から大幅に記録を縮めています。この成長は。

 練習中でも明らかに記録は出るでしょうっていうタイムで泳いではいたので。24秒台が出るとは思ってなかったですけど、また次はさらに上を目指して、今回は2番だったので。いつも中途半端に終わってしまうのを次はばしっと決められるようなレースをしたい。

――東京五輪への距離感は自分の中で変わりましたか。

 そこまで東京五輪を意識しているわけではないので、自分の中でいいレースができたという感じです。

――きょうのレースで自分をどう評価していますか。

 しっかり予選を1番で通過できたっていうことはよかったことかなと思う。繰り返しになりますが、2番といういい結果ではあったんですが、結局は2番には変わりないので次は1番を狙っていきたいなっていう気持ちで取り組んでいきたいです。 

――2月8日で白血病判明から2年ということで今このタイムで今回の記録をどう感じていますか。

 まだ泳ぎ始めて1年たっていない状況の中で、自己ベストからコンマ何秒という世界に戻ってこられたってことは、そのすごく嬉しいことですし、逆に今までの自分の記録が“もっといけてたんじゃないかな”みたいな記録で今泳いできているので、過去は置いておいてこれからさらに上にいけるようにしていきたいと思います。

――予選後に涙を浮かべていた時の心境は。

 まず1番通過できたってことがすごい嬉しかったのと、目標が25秒3だったので、そのタイムを大幅に更新できたこともすごく嬉しかった。また3年ぶりにこの舞台に戻ってこられたことが何より嬉しかったです。

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