池江璃花子 復帰後初の100メートルバタフライで3位 日本選手権参加標準記録突破

2021年02月20日 17:03

競泳

池江璃花子 復帰後初の100メートルバタフライで3位 日本選手権参加標準記録突破
<東京都OPEN水泳競技大会第1日>女子100メートルバタフライ予選、力泳する池江璃花子 Photo By スポニチ
 【競泳・東京都オープン ( 2021年2月20日    東京辰巳国際水泳場 )】 白血病からの完全復活を期す池江璃花子(20=ルネサンス)が20日、東京都オープン女子100メートルバタフライの決勝に臨み、59秒44で3位だった。
 昨年8月の東京都特別水泳大会の50メートル自由形で594日ぶりにレース出場してから復帰5戦目。100メートルバタフライは16年リオ五輪で5位に入った本命種目で、4泳法の中で最も消耗が激しいため出場のタイミングを慎重に探っていた。

 同種目の実戦は病気発覚前の19年1月以来だが、予選は2年間のブランクを感じさせない泳ぎで1分0秒06をマークし、東京五輪選考会を兼ねる4月の日本選手権(東京アクアティクスセンター)の参加標準記録(1分0秒29)を突破した。

 復帰後の4大会で50メートル、100メートル自由形の同選手権の出場権も得ているが、西崎勇コーチは出場種目について「バタフライの結果を踏まえて決めたい」と話していた。日本水連が定める100メートルバタフライの五輪派遣標準記録は57秒10。

 池江自身は東京五輪に関して「今は目指しているとは言い切れない。世界で戦えるような結果が出始めたらその時に考える」としており、足元を固めることに注力している。それでも56秒08の日本記録を持つ最も得意な種目で、復活に向けた確かな一歩を刻んだ。

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