渋野日向子 6アンダーで5位タイ浮上! 課題のパー5を遼助言で克服、4Hすべてバーディー

2021年03月06日 05:30

ゴルフ

渋野日向子 6アンダーで5位タイ浮上! 課題のパー5を遼助言で克服、4Hすべてバーディー
9番、バーディーパットが惜しくも入らずパターを振り上げて悔しがる渋野日向子(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー ダイキン・オーキッド・レディース第2日 ( 2021年3月5日    沖縄県 琉球GC=6561ヤード、パー72 )】 20位から出た渋野日向子(22=サントリー)は6バーディー、1ボギーの67をマークして通算6アンダーに伸ばし、5位に急浮上。首位と4打差の好位置で決勝ラウンドに進んだ。ツアー未勝利の西郷真央(19=大東建託)とツアー1勝の森田遥(24=新英ホールディングス)が通算10アンダーで首位に並んだ。
 855人の観客が詰めかけた第2日も主役はやはりこの人だった。開幕前に予選落ちの夢を見たという渋野は「予選通過できて良かった」と謙遜気味に話したが、首位との差を4打に縮めて優勝戦線に顔を出してきた。

 インから出て序盤は伸び悩んだが、18番パー5がチャージのきっかけになった。残り75ヤードからの第3打を57度のウエッジで1・5メートルにつけてバーディー。「18番でバーディーが取れて気分が良くなった」。後半は4バーディーを奪いリーダーボードを駆け上がった。

 好スコアの要因はパー5全4ホールでバーディーを取れたこと。第2打でウエッジのフルショットで狙える位置に運び第3打をピンそばにつけてチャンスをものにした。「80~90ヤードの距離を残すことができたのでパー5全部バーディーにつながった」と振り返った。

 パー5攻略はオフの課題だった。「昨年のパー5のスタッツを見るとバーディーが少ない。マネジメントの必要性を感じて100ヤード以内を練習した」

 親交があり数回一緒に練習した石川遼(29=CASIO)からは「100ヤードの精度を上げたいならウエッジを増やす選択肢もある」とアドバイスをもらい、昨年は51度と57度の2本だったウエッジを46度、51度、54度、57度の4本に変更。距離の打ち分けが格段にやりやすくなった。

 果敢に2オンを狙う強気一辺倒から脱却し、刻んでバーディーを取る新スタイルを身につけつつある。「攻めのゴルフからは遠ざかるけど、新しい攻め方があると知った。プラスアルファがないと上のレベルにはなれない。去年、米国で分かった」と説明した。

 パー5で4バーディーを記録したのは19年TOTOジャパン・クラシック以来で4度目。「久しぶりなので(夕食を食べ過ぎて)たぶん明日は2キロくらい太って来ると思う」。渋野らしい言葉で喜びを表現した。

 【データ】渋野のパー5の平均スコア(ラウンド数)を年度別に比較すると次の通り。
18=4・8750(2)
19=4・7204(100・5)
20=4・7353(18)
4勝を挙げた19年が最も良く部門別ランキング5位。20年は規定ラウンド数を満たしていないが、ランキング8位に相当する。

おすすめテーマ

2021年03月06日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム
`; idoc.open(); idoc.write(innerHTML); idoc.close(); });