「バックナインのしぶこ」復活 渋野、後半4バーディー 初ホステスは3差4位発進

2021年03月20日 05:30

ゴルフ

「バックナインのしぶこ」復活 渋野、後半4バーディー 初ホステスは3差4位発進
1番、桜の木をバックにセカンドショットを放ち笑顔を見せる渋野(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー Tポイント×ENEOS第1日 ( 2021年3月19日    鹿児島県 鹿児島高牧CC=6424ヤード、パー72 )】 自身初のホステス大会となった渋野日向子(22=サントリー)が6バーディー、1ボギーの67で回り、首位と3打差の4位と好スタート。今年の各日の順位で最高位となった。64をマークした「黄金世代」の高橋彩華(22=東芝)が自身初の単独首位発進。2打差2位にはユン・チェヨン(34)とペ・ソンウ(27)の韓国勢が続いた。
 多くのスポンサーを持つスター選手だが、意外にも今大会が初のホステス大会。スタートホールのティーショット前に、ホステスプロとして名前を呼ばれた渋野は「ちょっとドキッ」としたという。だが、その緊張は次々と奪うバーディーとともに消えていった。

 「今年開幕してから一番、自分の思ったショットが打てた回数が多かったです。“一昨年の自分みたいだな”と思う瞬間がありました。80点くらいかな」

 見せ場はバックナインだ。10番で123ヤードを9Iで50センチに寄せ、14番では6Iで160ヤードを4メートルに運ぶ。16番では98ヤードを46度で2メートルにつけた。後半ボギーなしの4バーディーを奪い、「ボギーを取る要素がほぼほぼなかった」。4日間とも後半はボギーなしでスコアを伸ばし、優勝した19年の全英女子オープン。「バックナインに強いしぶこ」と呼ばれた姿を自ら思い浮かべたほどだった。

 きっかけは予選通過した中で自己ワースト57位となった前週だ。これまではウエッジショットでしかキャリーの計算をしていなかったが、「風があるとロングアイアンまで考えないと」と痛感。キャリーとランをイメージすることで、ショット前の不安要素が打ち消された。「気持ち良く振り切れました」。スコアもパー72で77だった前週の最終日に対して、この日は67。「10打ですから。ゴルフって分かんないもんだなあ」と笑った。

 それでも、スイングは今も改造の最中。首位を3打差で追う2日目も「確かに欲が出てしまう位置ではあるけど、それより自分のやるべきことをやり通せるように」と言った。目の前の一打に集中した先に、2年ぶりの優勝も見えてくる。

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