羽生 へこんだ時期の自分に「よく頑張ったねって言えるような演技をまた目指したい」

2021年03月27日 03:00

フィギュアスケート

羽生 へこんだ時期の自分に「よく頑張ったねって言えるような演技をまた目指したい」
<世界フィギュア第2日>男子SP、演技をする羽生(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【フィギュアスケート世界選手権第2日 男子SP ( 2021年3月25日    スウェーデン・ストックホルム )】 【羽生と一問一答】
 ――SP曲で表現したかったものは。

 「曲が持つエナジーを体全体に行き渡らせて表現している。それがこのプログラムの魅力。今回はお客さんがいないのでコネクトすることは難しいですけれども、一つ一つにお客さんとつながるような振りが多くあるので、それもまたこのプログラムの魅力」

 ――全日本後も日本で1人で練習し、大変な思いは。

 「来る直前に、また、2月にも地震があって、結構家の中とかもグチャグチャになっていた。気持ちの上でつらいところもちょっとありました。ただ、実際、健康でこうやってこの現地に来られていますし、元気にこのプログラムを滑れたと思っている」

 ――へこんだ時期から戻ったきっかけは。

 「特に何もきっかけはなかった。気持ちを盛り返して、何とかはいつくばってやってきたっていう感じに近い。あとは、全日本よりもさらに過酷な戦いの場なので、練習中、不安が襲ってきたり。そういったこともあって、大変だった。あの時の自分によく頑張ったねって言えるような演技をまた目指したい」

 ――上杉謙信を演じるフリー「天と地と」に向けて。

 「謙信公という、僕らは文献や巻物だったり、そういったものでしか実際には見たことがない方ですけど。謙信の心だったり魂だったり、何か謙信公が見ていた風景だとか記憶だとか。そういったものを少しでも感じながら滑ることができたら」

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