渋野 ミス連発予選落ちも闘志に火「練習するしかない。米国で戦わないと克服できない」

2021年04月04日 05:30

ゴルフ

渋野 ミス連発予選落ちも闘志に火「練習するしかない。米国で戦わないと克服できない」
16番でパーパットを外した渋野日向子 Photo By 共同
 【米女子ゴルフツアー ANAインスピレーション第2日 ( 2021年4月2日    カリフォルニア州ミッションヒルズCC=6865ヤード、パー72 )】 49位から出た渋野日向子(22=サントリー)は2バーディー、4ボギーの74で回り通算2オーバーの72位に後退し、1打及ばず予選落ちした。河本結(22=リコー)、笹生優花(19=ICTSI)は4アンダーの12位、畑岡奈紗(22=アビームコンサルティング)はイーブンパーの44位で決勝ラウンドに進んだ。パティ・タバタナキット(21=タイ)が9アンダーで首位を守った。
 カットラインに1打足りない状況で迎えた18番でバーディーパットが外れると、渋野は残念そうにうつむいた。「なかなかうまくいかないなと思った。苦しい一日だった」

 新たな課題を突きつけられた。フェアウエーキープ率85・71%とティーショットは安定。アイアンも感触は悪くなかったが、硬いグリーンに止めることができず、アプローチのミスでスコアを落とした。7番と8番はグリーン奥から寄せきれず連続ボギー。自ら「納豆感」と表現した絡みつくラフに手を焼いた。7番は5メートルオーバーし反対側のカラーに止まった。8番は逆に6メートルもショートした。

 「ぼろが出てしまった。グリーン周りのアプローチは私の技量じゃ無理。日本にはない芝の長さだし」と本場のセッティングに打ちのめされた。ただ、へこたれないのが渋野らしい。「ひたすら練習するしかない。米国で戦わないと、これは克服できない」。米ツアーで戦うモチベーションに変えた。

 予選落ちは昨秋の国内ツアー樋口久子三菱電機レディース以来で、米本土のメジャーでは4試合目で初。来季の米ツアー出場権確保のためポイントを稼がなければいけない現状では痛い結果だが「成長しているところはたくさんあった。今年5試合でショットは一番良かった」と前向き。今年3本から4本に増やしたウエッジも「距離感は凄く合ってきた」と手応えがある。

 次戦は14日からハワイで開催されるロッテ選手権。「ビーチで何も考えずにたそがれたい。そういう時間も必要。試合も頑張ります」。しばしの休息を挟んで、挑戦を続ける。

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