稲見萌寧 初の2週連続V懸かるも…弱気の虫?「私にはまだその実力はないと思います」

2021年04月08日 14:45

ゴルフ

稲見萌寧 初の2週連続V懸かるも…弱気の虫?「私にはまだその実力はないと思います」
<富士フイルムスタジオアリス>カメラマンにポーズをとる稲見萌寧(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 日本女子プロゴルフツアーの富士フイルム・スタジオアリス女子オープン(賞金総額1億円、優勝賞金1800万円)は9日から3日間、兵庫県三木市の花屋敷GCよかわC(6390ヤード、パー72)で行われる。
 前週のヤマハ・レディース葛城で今年早くもツアー2勝目、ツアー通算4勝目を挙げた“谷間の世代”稲見萌寧(21=都築電気)は8日、プロアマ戦に出場して最終調整した。ツアー本格参戦1年目の2019年から毎年1勝を積み重ね、今年は目標の一つだった複数回優勝を達成。今大会には自身初の2週連続優勝が懸かるが、強気の言動で知られる稲見には珍しく口を突いて出たのは弱気なコメントだった。

 「いつもそうなんですけど、優勝した次の日からスイングが崩れてしまっていて……。きょうも全然、うまくいってなくて。トップ(オブ・スイング)までがうまくタイミングが合わなくて、ちょっと手だけになってしまってます」

 これまで優勝を遂げた試合の翌週は60位、8位、33位。予選落ちはなく、ツアー2勝目を挙げたあとの2020年富士通レディーズでは初日に首位に1打差の2位スタートを切るなど最終日まで上位争いを展開している。それほど悲観する成績ではないが「誰も勝てないぐらい、ぶっちぎりの実力を付けられるように」と“絶対女王”を目指す稲見。それだけ掲げる理想も高い。

 「まだ、私には2週連続優勝する実力はないと思います」と語った時の表情にも深刻さはなく逆に無邪気な笑みが。今週もいつも通り月曜日から地元でトレーニングと練習をこなし、火、水曜日にはコースを視察。2種連続Vへ着実に地力は増している。

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