政府が東京五輪・パラリンピックに出場する日本代表選手を対象に、新型コロナウイルスのワクチンの優先接種を可能とする方向で検討に入ったことを受け、日本オリンピック委員会(JOC)は8日、「現時点では何も聞いていない。接種スケジュールは政府が決めること」と説明した。
政府関係者は7日に、6月下旬までに2回接種を終わらせる日程を想定していることを明かし、今後、JOCや日本パラリンピック委員会(JPC)などとの調整を始める見通し。政府はワクチンの優先接種の順位を、医療従事者、高齢者、持病のある人と定めている。
コロナ禍での五輪開催には反対意見も多く、選手へのワクチンの優先接種はさらなる反発を招く可能性がある。