全日本空手道連盟、パワハラ問題で香川強化委員長解任と理事職辞任決議

2021年04月10日 05:30

空手

全日本空手道連盟、パワハラ問題で香川強化委員長解任と理事職辞任決議
理事会後、取材に対応する香川氏(左)(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 全日本空手道連盟は9日、東京都内で臨時の常任理事会と理事会を開き、香川政夫強化委員長(65)の解任と、理事職の辞任を決議した。香川氏は東京五輪組手女子61キロ超級代表の植草歩(28=JAL)に対する竹刀を使用した稽古で目を負傷させたことが同連盟の倫理委員会で認定され、辞任を申し出ていた。笹川尭会長(85)は理事会の冒頭で「全空連として竹刀を練習中に使うことは認められない。深くおわび申し上げる」と陳謝した。
 理事会後に取材に応じた香川氏は「私の不徳の致すところ」と謝罪。一方で「目を突いたとか故意でやったということは決してない」と弁明。現在は職務停止中の帝京大師範として、他の五輪代表選手を含む指導については「練習を見てあげて、いい形で(五輪へ)送り出してあげたいのが本音」と語った。

 解任を受け、植草も報道各社にファクスを送信。全空連の決定に謝意を示した上で「東京五輪で優勝するために引き続き努力していく」などとつづった。

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