松山 日本選手最少65で一気単独首位、4差つけ悲願メジャー制覇王手
2021年04月12日 03:00
ゴルフ
「悪いショットで中断したので、そのあとにグッドショットが続いたので良かった。うまくプレーできた」
昨年1打差6位から10位に後退した3日目。11番から連続バーディーで首位を捉えた。迎えたパー5の15番はグリーン手前の池を恐れることなく、残り205ヤードを5Iでカット気味に打ち1・8メートルに2オンする。3日連続のイーグルで単独首位。この日の「65」は、01年の伊沢利光と15年の自身がマークした「66」を更新する日本人選手最少ストロークともなった。
米ツアー5勝も、勝利は17年が最後。現状を打破すべく、今年は目沢秀憲氏(30)とコーチ契約した。「自分一人でフィーリングだけでやって、自分が正しいと思い過ぎていた。今は客観的な目を持ってもらいながら、正しい方向に進んでいる」。スタート前には目沢氏とタブレットを手にデータを確認。昨年まではなかった光景だった。
バーディーでも内容に不満があれば感情をあらわにしていた29歳が、この3日間はパットを外しても笑顔を見せる。「あまり波を立てず、あまり怒らずできた」。11番での気持ちの切り替えも含め、適切な「アンガーマネジメント」が精神面の成長を物語る。この日の松山は3日間全選手を通じて唯一のボギーなしラウンドだった。
85年前、陳清水と戸田藤一郎が初挑戦して以来、日本選手として初めて最終日を首位で迎える。「トップで最終日を迎えるのは初めてなので、どうなるか不思議な感じ。自分のベストを尽くしたい」。日本男子が何度もはじき返されてきたメジャーの壁。今度こそ、乗り越える準備はできている。
《4割強が逃げ切り》過去のマスターズで、4割強は54ホールを終えて単独首位の選手が逃げ切っている。4打以上リードしていた選手が逆転された例は4度しかなく、96年に6打差を守れなかったグレグ・ノーマン(オーストラリア)が最大。2011年はロリー・マキロイ(英国)が4打差をふいにし、シャール・シュワーツェル(南アフリカ)がグリーンジャケットに袖を通した。なお、日本勢の過去最高成績は4位で、01年の伊沢利光、09年の片山晋呉が記録している。
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