高安1敗対決制した!御嶽海に紙一重の勝利「千秋楽まで優勝争い」初V意欲

2021年05月15日 05:30

相撲

高安1敗対決制した!御嶽海に紙一重の勝利「千秋楽まで優勝争い」初V意欲
上手投げで御嶽海(下)を破った御嶽海(撮影・西海 健太郎) Photo By スポニチ
 【大相撲夏場所6日目 ( 2021年5月14日    両国国技館 )】 大関復帰を目指す高安が御嶽海との1敗対決を制した。ただ一人無敗の照ノ富士は初顔合わせの豊昇龍を圧倒。そのほか大関陣は貴景勝が翔猿を退け1敗を守ったが、カド番の正代は妙義龍に敗れて2敗目、朝乃山は霧馬山に屈して早くも3敗目を喫した。
 実力者同士の一戦は最後までもつれた。御嶽海から主導権を奪った高安は土俵際で体を開いて投げつけると、自らも土俵下に転落。紙一重の一番を制し、「(最後は)際どかった。勝ちにつながって良かった。相手も好調なので、それに勝ったのは凄く明日につながる」とうなずいた。

 ここまでの成績は優勝争いに絡んだ先場所と同じ。終盤の3連敗で初優勝こそ逃したが、小結での10勝で大関復帰の起点にした。好調を持続しており、「千秋楽まで優勝争いに加わって盛り上げられるよう頑張りたい」と意欲をにじませた。

 里帰り出産を終えた妻で演歌歌手の杜このみと長女との新生活がスタートしている。夫人のサポートでコンディション面は充実。あとは結果を残すだけだ。「3人で戦っていると思っている。凄く心強い。精いっぱい頑張って家族を喜ばせたい一心。恩返しできるように頑張りたい」。家族の温かみを感じながら、31歳は土俵に上がり続けている。

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