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【柔道】パリ7位の新添左季「今は柔道から離れたい」来年3月末をめどに進退決断へ

2024年08月31日 14:44

柔道

【柔道】パリ7位の新添左季「今は柔道から離れたい」来年3月末をめどに進退決断へ
自衛隊体育学校のパリ五輪成果報告会に出席した(左から)高谷大地、新添左季、佐藤大宗 Photo By スポニチ
 自衛隊体育学校主催のパリ五輪成果報告会が31日、東京都内のホテルで行われ、柔道女子70キロ級で7位だった新添左季(28)が、進退について来年3月末までに結論を出す考えを示した。
 昨年5月の世界選手権を制し、同6月には男子66キロ級の阿部一二三らと同時に最速で五輪代表に内定。しかし1年以上もプレッシャーにさらされ、本番でも「練習してきたことが全然出せず」に敗者復活戦で敗れた。帰国後も洗濯以外では柔道着に触れてもいないといい、「今は柔道から離れたい。ずっとパリに向けてやってきたので、次はあまり考えられない。“また、やりたいな”と思ったらやるし、そう思えなかったらやめる可能性もある」と打ち明けた。

 個人戦から柔道競技最終日に行われた男女混合団体戦までの中2日は、「気持ちを立て直すのが大変だった」と振り返る。そんな時に救いになったのが、パリの選手村で同部屋だった他の柔道女子日本代表メンバー。大会期間中は7人水入らずで過ごしたそうで、「リビングで他愛もない話しをしたり。やっぱり選手の気持ちは選手が一番分かるので。(自分がSNSで受けた)誹謗(ひぼう)中傷の言い合いっことかしました」と振り返った。

 個人、団体共に目標には届かなかったものの、「こういう経験をしたからには、使命感は持っている」と今後は柔道の普及活動にも意欲を示した新添。一方で普段は温厚な性格でインドア派の28歳は「特に刺激のない生活を送りたい。何もドキドキしない生活をしたい。アスリートとしては終わっているかも知れませんけど」と話し、周囲を笑わせた。

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