×

パラリンピック金1号は競泳・鈴木孝幸 北京大会以来の自己ベスト更新「21歳の自分を超えられた」

2024年08月31日 02:00

競泳

パラリンピック金1号は競泳・鈴木孝幸 北京大会以来の自己ベスト更新「21歳の自分を超えられた」
鈴木孝幸(共同) Photo By 共同
 【パラリンピック第2日 ( 2024年8月29日 )】 競泳男子50メートル平泳ぎ(運動機能障がいSB3)で鈴木孝幸(37=ゴールドウイン)が48秒04で優勝し、今大会の日本選手でメダル第1号となる「金」に輝いた。先天性の四肢欠損の鈴木は右腕の肘から先と両脚がない。50メートル平泳ぎは08年北京大会以来の頂点で、メダルは21年東京大会の5個を含め通算11個とした。
 37歳の鈴木は、初優勝した08年北京パラリンピック以来となるこの種目での金メダル。北京大会の予選でマークしてから16年間塗り替えられなかった「48秒49」の自己ベストを0秒45縮め「思い描いていた通りの泳ぎができた。21歳の自分を超えられた」とクールに喜んだ。

 6大会連続出場のレジェンドはスタートで頭一つ抜け出すと、中盤までは4かきして1呼吸の小刻みなストロークを重ね、ぐいぐいと前へ。前回東京大会は「銅」だった種目で、2位に1秒37の大差をつける圧勝劇だった。

 「凄くいいスタートが切れた。(過去の自分を)どんどん超えていけるように頑張りたい」。余韻に浸ることなく、残る個人3種目へ、気持ちを切り替えた。

おすすめテーマ

スポーツの2024年08月31日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム