【男子ゴルフ】平田憲聖が首位浮上　圧巻チップインバーディー締めで68「最後ご褒美が…」

2024年09月20日 19:26

ゴルフ

【男子ゴルフツアー　パナソニック・オープン第2日（ 2024年9月20日兵庫県　有馬ロイヤルGC＝7100ヤード、パー72 ）】 1打差の2位から出た、今季3勝の平田憲聖（23＝ELECOM）が4バーディー、ボギーなしの68をマークし、勝俣陵（28＝JPアセット証券）とともに通算14アンダーで首位に浮上した。今季4勝目、地元・関西での初優勝を目指す。

　最終18番でギャラリーからの大歓声を浴びた。残り25ヤードのバンカーショットを直接放り込みチップインバーディー。後半は我慢の展開が続いていた中で、首位に並ぶ大きな一打となり「我慢してたので最後そのご褒美が来たのかな。最後良いバンカーショットを打てて良かった」とほほ笑んだ。

　今大会ではパナソニックのリアル音声配信サービス「CHEERPHONE（チアホン）」を使った企画を実施。ギャラリーは会場内のQRコードを読み取ることで、スマートフォンとイヤホンで選手とキャディーの会話を聞くことができる仕組みになっている。この日、平田は9番でピンマイクを装着してプレー。普段はあまりしゃべる方ではないが「9番が1番、口に出して言いました。黙っていても面白くないので、せっかくならたわいのない会話や、より臨場感を味わってもらえたらなと。いつもより話してプレーしました」とファンサービスを欠かさなかった。

　現在賞金ランク首位を走る23歳。今季4勝目となればまた一歩、賞金王戴冠に向けて近づく。勝負の決勝ラウンドに向けて、「みんな接戦だと思うので、明日から本当に良いゴルフをしないと上位では争えないと思う。でも、やることはいつもと変わらず、気持ちを切り替えて、明日を迎えたい」といつも通り冷静に言った。