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アメフト京大 阪大との「高偏差値」対決を制する オフェンス奮起し初勝利

2024年09月22日 19:10

アメフト

アメフト京大 阪大との「高偏差値」対決を制する オフェンス奮起し初勝利
<阪大・京大>今季初勝利に導いた京大QB浦田 Photo By スポニチ
 【関西学生アメフト1部リーグ 第3節   京大21ー7阪大 ( 2024年9月22日    王子スタジアム )】 日本屈指の名門国立対決は、京大に軍配が上がった。両チーム2連敗で迎えた一戦。フィールドへ向かうQB浦田鉱佑(3年)は静かな決意を胸に秘めていた。「(連敗した)2試合、(TDを)取り切れないゲームが続いていた。きょうは自分たちのプレーをやり切るつもりで臨んだ」
 第1Q、ディフェンスが圧倒した直後のシリーズ。浦田が得意のランで、小気味よくドライブを進めていく。フィールドに水たまりができるほどの大雨では、地上戦が威力を発揮する。京大ランナーが縦横無尽に駆け回り、7分8秒に浦田がWR杉浦洸(4年)へ先制のTDパスを通した。

 最高の形で奪った1本は、開幕から苦戦の続く名門に勇気と自信を与えた。前半を14ー0で折り返し、後半直後に1本返されたものの、LB友井幹太(4年)のインターセプトなどディフェンスが耐えた。

 「試合に慣れてきて、少し視野が広がった感じがする。自分がやらないといけない状況。(上位校との対戦に向け)自分たちのプレーができれば、対等にやれると思っている」

 強気に言い切る司令塔は、小中高とサッカー選手。高2の時にTV観戦した「スーパーボウル」でアメフトにはまり、大学での転向を決意した。京大のQBといえば、昨年までの4年間は「絶対エース」泉岳斗が君臨。大黒柱は今、コーチとして、浦田の成長をアシストしている。「泉さんは能力が高いのに、細かい部分も詰めて、そういう姿勢を参考にしている。1試合1試合やりきって、少しでも追いつけるように…」。初勝利は通過点。浦田の成長曲線はここから右肩上がりを描く。

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