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元関脇・碧山の岩友親方 涙の引退会見 家族から「よくやったと言われた」

2024年09月26日 15:48

相撲

元関脇・碧山の岩友親方 涙の引退会見 家族から「よくやったと言われた」
引退会見を行った碧山(左)と師匠の春日野親方 Photo By スポニチ
 元関脇・碧山の岩友親方(38=春日野部屋)が26日、両国国技館で引退会見を行った。師匠の春日野親方(元関脇・栃乃和歌)と同席。会見では「土俵に上がることは無理。寂しい気持ちでいっぱい、娘(モニカちゃん)に元気な姿を見せたかったが、秋場所で負け越したので引退を親方と相談して決めた」と話した。秋場所では東十両13枚目で5勝10敗と負け越し。2011年以来13年ぶりの幕下陥落が決定的だった。
 家族に引退を伝えたことを聞かれると「よくやったと言われた。今後も頑張ってと言われた」と涙を流しながら感謝していた。

 岩友親方は2009年名古屋場所で田子ノ浦部屋で初土俵。11年名古屋場所で新十両に昇進し、同九州場所で新入幕を果たした。師匠の元幕内・久島海の田子ノ浦親方が急逝し、12年2月に春日野部屋に転籍した。最高位は関脇。思い出の一番は12年名古屋場所5日目にブルガリアの先輩である大関・琴欧洲との初顔合わせの取組で「大関と相撲が取れてうれしかった。取組は緊張して覚えていない」と寄り倒しに敗れながらも偉大な先輩と対戦できたことが良かった。

 今後は春日野部屋の部屋付きとして後進の指導を行う。師匠の春日野親方は「稽古場で指導できるし、碧山(岩友親方)には期待したい」と話した。岩友親方は「38年生きてきて一番楽しい人生だった。力士になれてよかった」と最後は晴れやかな表情だった。

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