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【ジャパンOP】錦織圭“あの”因縁チリッチに日本でリベンジ!名勝負に有明総立ち 爆笑インタに拍手の嵐

2024年09月26日 21:43

テニス

【ジャパンOP】錦織圭“あの”因縁チリッチに日本でリベンジ!名勝負に有明総立ち 爆笑インタに拍手の嵐
<テニス・ジャパンオープン>男子シングルス1回戦、ブレークに成功し雄叫びを上げる錦織圭(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【男子テニス木下グループ・ジャパン・オープン第2日 ( 2024年9月26日    有明テニスの森公園 )】 シングルス1回戦で、6年ぶり出場となる元世界4位の錦織圭(34=ユニクロ)が元世界3位のマリン・チリッチ(35=クロアチア)に6―4、3―6、6―3で勝利した。日本男子初の4大大会優勝を懸けた14年全米オープン決勝で敗れた因縁の相手を撃破。10年前の大一番を「人生の中で、一番悔いが残っている試合といえば、あの試合を選ぶ」と振り返っており、価値のある白星を挙げた。
 有明が錦織の勝利に沸いた。日本のテニスファンにとっては忘れられない14年全米オープン決勝。4大大会制覇という日本の期待を一身に背負った錦織の夢を打ち砕いた因縁の相手・チリッチに、日本の聖地でリベンジを果たした。

 第1セットは第8ゲームまでキープが続いたが、第9ゲームを錦織がブレークし雄叫びガッツポーズ。大歓声に背中を押された錦織は、勢いそのままに、第4ゲームで初ブレークを許すも、すぐさまブレークバック。だが、チリッチも譲らない。ゲームカウント3―4から再びブレークを許した錦織が第2セットを落とした。

 世界ランク200位台の戦いとは思えないラリーに歓声と拍手がたびたび沸き起こる中、お互いキープで来た第6ゲームで好リターンと相手のダブルフォルトもあり、ついにブレーク。右脚を気にする場面もあったが、ファイナルセットを錦織が制し、日本の聖地で同世代の好敵手にリベンジを果たした。試合終了直後から360度のスタンドは総立ちで両選手に拍手。6年ぶりにジャパン・オープンの初戦を突破した錦織は、コート上でのインタビューで「緊張していなかったが、直前に(チケットが)完売ですって言われて、ちょっとドキッとして緊張が巡ったんですけど」と笑顔でユーモアにあふれたコメントをすると、場内は大爆笑。「徐々に自分の調子というかフォームも戻り始めてて、緊張の中、お客さんの声援もありながら、いいテニスが、ちょっとまた戻って来たかなという感じがある」と語る34歳に大きな大きな拍手が鳴りやまなかった。

 現在の世界ランキングは錦織が200位でチリッチは212位。ともにここ数年は度重なるケガに苦しんでおり、完全復活への途上にある。チリッチは前週の杭州オープンで3年ぶりにツアー優勝を飾った。

 この試合までの対戦成績は錦織が9勝6敗とリード。「大きな場面で戦うことが多くて、思い出深い選手。同世代でワクワクする。同じ境遇を最近味わっている選手でもあるのでいろんな気持ちは他の選手とやるよりはある」と語っていた。

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