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16歳アマびっくりデビュー戦 新垣くらら 父とタッグで2位スタート

2024年09月27日 04:43

ゴルフ

16歳アマびっくりデビュー戦 新垣くらら 父とタッグで2位スタート
2番、笑顔を見せる新垣くらら。左はキャディを務める父の博章さん(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー日本女子オープン第1日 ( 2024年9月26日    茨城県・大利根CC西C=6845ヤード、パー72 )】 国内メジャー第3戦が開幕し、16歳のアマチュア、新垣くらら(沖縄・エナジックスポーツ高2年)が7バーディー、3ボギーの68で回り、2年連続年間女王の山下美夢有(23=加賀電子)とともに首位と3打差の2位に並んだ。国内メジャー初優勝を目指す古江彩佳(24=富士通)が8バーディー、1ボギーの65をマークし単独首位に立った。
 16歳のアマチュアがプロも手を焼くメジャーの難コースを攻略した。68で回った新垣は「まさかこんな良いスコアが出ると思わなかった。4アンダーは自信になった」と驚きを隠さなかった。

 ツアーデビュー戦の初日。「歩けるかどうか不安になるくらい緊張した」。だが3ホール目の12番で2メートルを決めてバーディーを先行させて平常心に戻ると、正確なティーショットを武器に7バーディー。最終9番は「絶対上に行きたい」と念を込めて1メートルを沈めてバーディーで締めた。

 6歳の時に父・博章さん(52)の影響でゴルフを始めた。8年前、練習環境を求めて那覇市から名護市に家族で移住した。現在は18ホールのコース、ショートコース、アプローチ練習場などを併設するエナジックスポーツ高で腕を磨く。男子プロ嘉数光倫の父・森勇さんに師事するが指導を受けるのは月1回程度。今大会でもバッグを担ぐ博章さんがコーチを務めている。

 1メートル59、60キロながら1Wの平均飛距離は250ヤードを誇る。中学1年時に、重量挙げの専門家の指導で垂れ下がる綱を腕の力で下りる「綱下り」(博章さん)を取り入れた。独特なトレーニングで腕力や体幹を鍛えてパワフルなドライバーショットを生み出した。

 大会最年少優勝記録は16年大会を制した畑岡奈紗の17歳263日。16歳364日で最終日を迎える新垣は大幅更新の可能性がある。歴史を変えるかもしれない女子高生は「あと3日何が起こるか分からないけど、楽しんでプレーしたい」と無邪気に笑った。

 ◇新垣 くらら(あらかき)2007年(平19)10月1日生まれ、那覇市出身の16歳。名前の由来は沖縄出身のタレントの知花くらら=写真。6歳でゴルフを始める。得意なクラブは1W。今年の日本女子アマで24位。目標の選手は渡辺彩香。1メートル59、60キロ。

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