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【関西大学ラグビー】開幕2連敗の同大、天理大に一時は3点差 入替出場のSH石田太陽が2トライ

2024年09月29日 17:09

ラグビー

【関西大学ラグビー】開幕2連敗の同大、天理大に一時は3点差 入替出場のSH石田太陽が2トライ
<関西大学ラグビー 天理大・同大>開幕2連敗となった同大フィフティーン(撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第2節   同大28―52天理大 ( 2024年9月29日    天理親里競技場 )】 関西Aリーグの中で全国制覇している2校の対決で同大は開幕2連敗となった。しかし立ち上がりは主導権を握った。前半9分、センターライン付近のラックから同大フッカー・荒川駿(2年=東海大大阪仰星)が抜け出して右に展開。最後はCTB森岡蒼良(2年=京都成章)が右中間に先制トライを決めた。SO大島泰真(3年=京都成章)のゴールも決まって7―0と天理大から主導権を奪った。
 FWの激しい守備とブレイクダウンで天理大のミスを誘う。ゲームキャプテンを務めたCTB田中勘太(4年=長崎北陽台)は「ディフェンスの激しさで執念を見せた。相手にプレッシャーを与えることができた」と振り返る。ただ、天理大の縦への圧力が強まると26分、32分、ロスタイムの41分にトライを許して前半は7―19で折り返す。

 昨年までの同大ならズルズルと失点を重ねるところ。事実、後半立ち上がりの2分に左サイドを破られて追加点のトライを献上してしまった。中尾晃監督が「後半の一番大事なところで先手を打てなかったところが敗因になった」と悔やんだ場面だ。それでも、後半7分に入替出場したSH石田太陽(3年=東海大大阪仰星)が14分、16分に連続トライ。「交代で出た選手の役割は分かっていた」と石田は縦への意識を強くして動き回り、2トライに結びつける。30分の荒川のトライ&大島のゴール成功で28―31と3点差まで詰めた。

 粘り強く戦えたのはここまでだった。3分後にトライを許すと37分、ロスタイムにもトライとゴールを決められて28―52と突き放された。7点差負けで得られる勝ち点1にも届かなかった。田中は「こっちの横のコネクションが消えた一瞬の隙を天理さんに突かれた」と悔やむ。「京産大戦の3トライは全てモールで取り切ったことで自信になった。この試合は自分たちが我慢して相手にペナルティーを取らせて自分たちが点を取る。そこが同志社の強みになっている」と手応えも話した。

 次戦は2週間後、10月13日の関学大戦。修正を施し、強さに磨きをかけて昨年は得られなかった勝利を目指して挑む。
  

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