ソフトバンク・武田 開幕ローテ入り見えた!直球&カーブで5回零封
2021年03月11日 05:30
野球

「武田くんの話題はこれぐらいでいいですか?グイッと(先発をたぐり寄せた)ね。まだ争っていて試す投手がいるので近くなったということで。もう少し、お待ちを。よろしくお願いします」
4回1安打零封した3日の中日戦以来の登板。武田は自主的に捕手・海野と打ち合わせし、生命線のカーブと直球だけで勝負し続けた。初回1死一、二塁で岡本を内寄り直球で空振り三振。続く丸はカーブで空振り三振。3回2死で坂本に118キロのカーブを左線二塁打されたが岡本を直球で左飛。4回以降は完全投球。この試合で5三振を奪った。
「直球とカーブの縛りでいく形で徐々に修正していけた。あとは流れに身を任せるのみ」。今季のテーマは「脱力」。全77球中、31球がカーブ。直球は35球。ツーシーム、フォーク、スライダーもわずかに使ったが、ほとんど2つの球種で料理した。
これで石川、高橋礼、和田、笠谷に続き開幕ローテーション切符をほぼ手中にした。あとは準備。武田は気を引き締める。「安心はないです。緊張感がなくなったら終わり。いい緊張で、やっていきます」。頼もしい武田が、戻ってきた。