エンゼルス・大谷の3・11「忘れてはいけない」日常のありがたさ 花巻東1年時に被災

2021年03月12日 02:30

野球

エンゼルス・大谷の3・11「忘れてはいけない」日常のありがたさ 花巻東1年時に被災
エンゼルスの大谷(AP) Photo By AP
 岩手県出身のエンゼルス・大谷翔平投手(26)が10日(日本時間11日)、球団を通じて心境を語った。
 「東日本大震災から10年。月日とともに薄れていくことも多い中で“忘れてはいけないこと”“忘れられないこと”も多いかと思います。自分自身できることは微力ではあると思いますが、少しでも被災地の力になれるようにまだまだ頑張っていきたいと思っています」。

 震災当時、花巻東の1年生だった大谷は同校グラウンドでの練習中に被災した。水沢市(現奥州市)にある実家や学校は内陸にあるため津波の被害こそ免れたが、学校は強い地震のため校舎の一部が損傷。沿岸出身の部員6人が津波で実家を失い、女房役の佐々木隆貴さんら身内を亡くした者もいた。野球を続けるのも困難な状況で仲間とともに戦い抜いた3年間だった。

 大谷が語った「忘れてはいけないこと」「忘れられないこと」とは何か。大谷に次ぐ2番手投手だった小原大樹さんは「忘れてはいけないのは、今の日常を過ごせることがいかにありがたいか。忘れられないのは、被災地のために甲子園で勇気付けるんだという使命感でプレーしたことかもしれない」と言う。

 当時、大谷は二刀流で全国区になりつつあった。震災後の夏の甲子園では初戦で敗れたが、2年生エースとして最速150キロを計測。打っても左翼フェンス直撃の2点適時打でプロのスカウトを驚かせたが、印象的だったのは「被災地のためにも勝ち上がりたかった」と号泣した姿だった。

 メジャーリーガーという夢をかなえ、今年で4年目を迎える。二刀流復活元年。大谷には被災地に夢と希望を届ける使命がある。(柳原 直之)

 《次回登板は14日》大谷の次回先発が13日(日本時間14日午前5時5分開始)のホワイトソックスとのオープン戦になった。4月1日(同2日)からの開幕4連戦の相手となる。5日のオープン戦初登板では最速100マイル(約161キロ)をマークし5つのアウトを全て三振で奪った。中7日での登板となる。この日のインディアンスとのオープン戦は打者出場せず、ブルペンで22球の投球練習を行うなどして調整に努めた。(テンピ・笹田幸嗣通信員)
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