三菱自動車倉敷オーシャンズ初V 今秋ドラフト候補、広畑“魔神”MVP

2021年03月13日 05:30

野球

三菱自動車倉敷オーシャンズ初V 今秋ドラフト候補、広畑“魔神”MVP
<三菱自動車倉敷オーシャンズ・明治安田生命>優勝した三菱自動車倉敷オーシャンズナインは首藤監督を歓喜の胴上げ(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 【第75回JABA東京スポニチ大会最終日 決勝   三菱自動車倉敷オーシャンズ2―0明治安田生命 ( 2021年3月12日    大田 )】 準決勝、決勝が12日に大田スタジアムで行われ、三菱自動車倉敷オーシャンズが決勝で明治安田生命を2―0で下し、初優勝を飾った。今秋ドラフト候補に挙がる守護神の広畑敦也投手(23)が準決勝、決勝でセーブを挙げ、最高殊勲選手賞に選ばれた。優勝した三菱自動車倉敷オーシャンズは、今年の日本選手権大会出場権を獲得した。
 1日2試合の登板は高校3年以来。準決勝で救援した広畑は試合後、イヤホンを装着した。B’zの「イチブトゼンブ」を聴き「マウンドの感覚は分かっている。リラックスして自分の力を発揮しよう」と気持ちを切り替えた。歌い出しは「アナタは私のほんのイチブしか知らない」。歌詞をなぞるようなニュー広畑を見せつけた。

 昨年都市対抗覇者のHondaとの準決勝は1点リードの8回1死一、三塁から登板。「打たせて取ることが理想」とするが「あの場面は三振が必要」と3番・井上を149キロ直球で空振り三振、4番・佐藤を鋭く曲がる138キロのスライダーで見逃し三振に仕留め、リードを死守した。

 昨冬の都市対抗では、1回戦で自己最速の154キロを計測して前年覇者のJFE東日本を相手に1失点完投で全国デビューを果たした。若獅子賞(新人賞)を受賞したが、変化球を使いこなせず「なぜ(受賞が)自分なんだ」と思ったという。

 都市対抗後にスライダーを磨いた。午前6時30分から午後3時30分まで勤務し、文書管理の業務を担当する。平日は他部とのグラウンド使用の兼ね合いで午後6時から1時間ほどしか全体練習ができないが「直球を相手も狙ってくる」とリリースを意識して修正を繰り返し、140キロ台も計測する高速スライダーの完成度を高めた。

 決勝の先発はベテランの彦坂。首藤章太監督は「広畑と迷ったが、後ろに広畑がいるからこそ相手にプレッシャーがかかる」と広畑の起用法を変更しなかった。2点をリードした直後の9回に救援した守護神は最速150キロを計測。2死一塁から最後の打者を磨き上げた138キロのスライダーで右飛に仕留め、マウンドにできた歓喜の輪の中心で喜んだ。

 日本選手権の出場権を手にし「去年、都市対抗に出た時ぐらいうれしい」と最高の笑顔を見せた。最速154キロの直球にスライダーも武器にした剛腕。「制球力をさらに向上させたい」と先を見据えた。(柳内 遼平)

 ◆広畑 敦也(ひろはた・あつや)1997年(平9)12月3日生まれ、岡山県倉敷市出身の23歳。屋島小3年から「屋島源平ウイングス」で野球を始め、京山中では軟式野球部に所属。玉野光南では甲子園出場経験なし。帝京大では1年春からベンチ入りし、4年間で31試合に登板。1メートル77、75キロ。右投げ右打ち。

 【表彰選手】
 ◇最高殊勲選手賞 広畑敦也(三菱自動車倉敷オーシャンズ)4試合に登板。準決勝、決勝で同日2セーブ。

 ◇敢闘賞 泉沢涼太(明治安田生命)全5試合で安打を放ち、1本塁打5打点。

 ◇首位打者 泉沢涼太 17打数8安打で打率.471。※決勝進出チームの選手が対象。

 ◇打撃賞 山本瑛大(Honda)2試合連続決勝弾など5打点。

 ◇新人賞 森井徹平(明治安田生命)3試合に登板し2勝。片山皓心(Honda)予選リーグ、準決勝でともに9回1失点完投。

 ◇監督賞 首藤章太監督(三菱自動車倉敷オーシャンズ)2度目の出場で初優勝に導く。

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