エンゼルス・大谷 2回1/3、5失点も自信 新決め球パワーカーブも披露

2021年03月15日 02:30

野球

エンゼルス・大谷 2回1/3、5失点も自信 新決め球パワーカーブも披露
ホワイトソックス戦に先発し、3回途中まで5失点だったエンゼルス・大谷 Photo By 共同
 【オープン戦   エンゼルス5―8ホワイトソックス ( 2021年3月13日    グレンデール )】 メジャー流の敬意の表し方だった。3回1死三塁。大谷が投じた縦に鋭く落ちる変化球に空振り三振を喫したドミニカ共和国出身の捕手メルセデスは、親指を立ててほほ笑んだ。大谷も笑みを返し、ここで降板。ベンチに戻る際には充実の表情が浮かんだ。
 「最後の方は力を入れて投げていた。打者も分かっていたと思うし、その中で最後のボールも良かった」

 最後の球は、従来のカーブより10キロ近く速い79マイル(約127キロ)のパワーカーブだった。「カーブは投げたいと思っていた。比較的良かった」と振り返るように、全58球中、24%の14球がカーブ。うち8球がパワーカーブで「(これまでは)カウントを整えにいくボールとして使っていたけど、最後みたいに空振りを取れる球、三振を取れる球として有効になってくれればもっと良いかな」と狙いを語った。

 2回にガルシアにもパワーカーブを投げ、一塁後方に落ちる不運な安打となったが、強いスイングをさせなかった。18、20年の全投球中、わずか6・5%しか投じていないカーブ。特にパワーカーブはこれまで大谷が持っていなかった120キロ台半ばの球速帯で、決め球としても磨いていく。

 コロナ禍のオープン戦特別ルールにより、28球を要した2回は途中で打ち切られ、記録は2回1/3を6安打5失点。だが、大谷は「打たれているのは、やっぱり投げ損じ。本塁打も、タイムリーヒットも抜けた変化球なので」と意に介していない。直球は最速99マイル(約159キロ)を3度計測するなど球威も十分で「自分が良い球を打たれているなら問題あると思うけど、良い球は打ち取れている」と自信を深めた。

 順当なら開幕までの登板はあと2度。現在のローテーション通りなら、今季初登板はこの日の相手で、開幕4戦目の4月4日(日本時間5日)のホワイトソックス戦となる。「投球に関しては、実戦の感覚という意味では良い調整ができている」。二刀流復活を目指すメジャー4年目。新たな引き出しも手にしようとしている。
(笹田幸嗣通信員)

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