野球殿堂入りした「レジェンド」川島勝司氏が社会人野球OP戦で始球式「ボールに触れて気持ち良かった」

2021年03月20日 20:35

野球

野球殿堂入りした「レジェンド」川島勝司氏が社会人野球OP戦で始球式「ボールに触れて気持ち良かった」
1月に殿堂入りしたトヨタ自動車野球部元監督の川島勝司さんを囲んだ両チーム選手(写真中央、撮影時のみマスクを外しております) Photo By スポニチ
 元トヨタ自動車野球部監督で、今年1月に特別表彰で野球殿堂入りした川島勝司氏(77)が20日、豊田市内で行われたトヨタ自動車―トヨタ自動車東日本のオープン戦で始球式を務めた。式に先立ち、両チームが同氏の偉業を称えるセレモニーを開催。ともに教え子であるトヨタ自動車・藤原航平監督とトヨタ自動車東日本・佐野比呂人監督から、花束が贈呈された。
 「セレモニーがあるということは聞いていなかったのでね。殿堂入りをみんなに祝っていただいて。久しぶりにボールを触ることができて気持ち良かったですし、ホームへ届いて良かった。現役の選手も見守ってくれて、楽しかったです」

 セレモニー自体もサプライズだったが、参加した関係者全員が記念のオリジナルTシャツを着用。強豪チーム誕生までの礎を築いた同氏に対し、感謝を示した。

 日本楽器時代を含みヤマハを3度の都市対抗優勝に導いた名将は、99年オフにトヨタ自動車からの監督要請を受諾した。隣県同士ではあるが、当時の地区割では「山静」と「東海」で別々(後年、静岡は東海に合併吸収)。トヨタが所属している東海が関東や近畿、山静をはじめとする他地区に後れを取っていたこともあり、社会人野球全体の隆盛を考え大役を引き受けた。

 「当時の経済状況で解散するチームが相次ぎ、社会人野球の地盤沈下を危惧していました。そんな中で可能性を持っていたのが、東海地区。先頭を走るチームが出てくれば東海全体のレベルが上がると考えました」

 00年のシーズンからチームを率いた3年間は、投手を含めた守りはもちろん、攻撃面でのレベルアップにも腐心した。「野球は守備と攻撃の合算」がチームづくりの上でのポリシー。同年に5年ぶりの都市対抗出場を果たすと、そこから5年連続で東海地区を勝ち抜くまでに急成長を遂げた。

 「一番は考え方の転換です。何を持って会社に貢献するのか。それまでのトヨタは“仕事が第一。その傍らに野球”というアマチュアイズムの強いチームでした。ですが、重点強化クラブに指定されている点から見れば、社業に邁進することはもちろんだが、野球を通じて良い戦績を挙げることも応援してくれている会社、社員の方々の期待に応えることになる、と」

 07年以降、日本選手権を5回、都市対抗野球を1回制した。懸命に土を耕した同氏の思いにこたえ、イズムを受け継いだ選手たちが見事な花を咲かせた。
 

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