西武・山川 顔面高さの悪球打った「男・岩鬼弾」、復活の証「去年より全然いい」

2021年03月20日 05:30

野球

西武・山川 顔面高さの悪球打った「男・岩鬼弾」、復活の証「去年より全然いい」
<西・D>4回、中越えに本塁打を放つ西武・山川 Photo By 共同
 【オープン戦   西武1ー5DeNA ( 2021年3月19日    メットライフD )】 【追球ズーム ここにFOCUS】軸足となる右足でいかに踏ん張れるか。右打者にとっては重要なことで、西武・山川のような長距離砲で103キロの巨漢だとさらに重要性が増す。昨季は右足首を痛めたことが不振の要因。復活の証を見せたのは、悪球打ちだ。4回。左腕・浜口が投じたチェンジアップは顔の高さに浮いたが、強引なアッパースイングでバックスクリーンに叩き込んだ。右足にしっかり体重を乗せたから、打球を飛ばすことができた。
 「あんなのまぐれですよ」と笑ったが、手応えもつかんでいた。「去年の打ち方では厳しい。軸足が踏ん張れなくて、バッティングにならなかった。今はバッティングという形にはなってきた。去年よりは全然いい」

 悪球打ちは、本来の姿だ。「打席に入ったら、自分のいけると思った球は何でもいく」という信念からもうかがえる。2年連続の本塁打王に輝いた19年もそうだ。5月のソフトバンク戦で2戦連発した際、いずれもボール気味の低めの変化球に対して右膝を地面に着くほど沈み込ませて豪快にすくい上げた。

 好球必打は、甘い球を確実に捉えること。ただ、1打席に1球あるかないかがプロの世界だ。山川は言う。「ストライクを打った方が(打てる)確率は高い。でも、“ストライクだけ”で打席に入ってしまうと弱気になったり、受け身になるイメージが湧いてしまう」。悪球打ちと言えば、人気野球漫画「ドカベン」に登場する岩鬼が有名。「つまようじ食ってる人?あ、葉っぱか」と大笑いしたが、岩鬼をほうふつさせたオープン戦3号が好調を物語った。(花里 雄太)

 ☆岩鬼の悪球打ち 水島新司氏の人気野球漫画「ドカベン」の主要キャラクター・岩鬼正美の代名詞。ど真ん中を含めてストライクは全て打てないが、高めやワンバウンド、死球気味のボール球は「絶好球」として完璧にミートする。普通のストライクを悪球に変えるべく、強度の近視用眼鏡をかけたり、逆立ちをして頭をクラクラさせたりと工夫を凝らした。岩鬼にとってど真ん中の直球は悪球扱いだったが、ダイエーへのプロ入り後に王貞治監督の指令で克服した。
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