39歳は負けない 阪神・糸井が「自身初の」代打適時打 開幕ベンチスタートが濃厚も逆襲へ虎視眈々

2021年03月21日 05:30

野球

39歳は負けない 阪神・糸井が「自身初の」代打適時打 開幕ベンチスタートが濃厚も逆襲へ虎視眈々
<神・オ>7回に適時打を放った糸井はベンチに戻りナインとポーズを決める(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【オープン戦   阪神2ー1オリックス ( 2021年3月20日    京セラD )】 阪神の糸井嘉男外野手(39)が20日のオリックス戦で意地の決勝打を放った。1―1の7回1死一、三塁で登場し、代打では公式戦を通じてプロ初の適時打を中前へ。2日連続で先発を外れ、日本ハム時代から続いていた開幕スタメンは13年連続で止まることが濃厚。もちろん、レギュラー奪回の強い決意は揺るがず、代打からの逆襲を期し、プロ18年目の開幕を見据えた。
 糸井が1打席にかける思いを珍しく言葉でも表した。「本番さながらの気持ちで打ちました!」。1―1で迎えた7回1死一、三塁。開幕後を想定して動く矢野監督から告げられた。代打・糸井――。勝敗を左右する絶好機で送り出され、まさに意地の一打を放った。

 「本番も、そういうチャンスで迎える場面もあると思うから、集中していきました」

 実戦調整ではなく、真剣勝負で挑んだ。カウント2―1からの4球目。ドラフト6位・阿部(日本生命)の外角へのカットボールに食らいついた。ひと振りで確実に捉えた痛烈なゴロが二遊間を破る。実は「代打適時打」は公式戦、オープン戦を通じて18年目で初めて。5連勝へ導く決勝打にもなった。

 オープン戦はソフトバンクと並ぶ首位で最終戦へ。順調な仕上がりの中、矢野監督は7月で40歳を迎える猛虎最年長の存在の大きさを認めた。

 「代打でいいと思ってないと思うし、もっと打席に立ちたいとか、もっとやるという気持ちが姿勢にも表れてると思う。チームに対する影響力ってある。また違う存在です」

 19日のオリックス戦からDHを使わずに組んだ打線で2日間とも先発を外れ、26歳の08年から始まった開幕スタメンは13年連続で止まることが濃厚だ。「(代打要員に)なるのかって聞かれても困るやろ」と笑い、「どういう場面でもしっかりやることしか考えてない」と言い切った。

 たとえ代打枠で開幕を迎えても、レギュラーの座を奪い返すことは決して諦めていない。右膝痛に苦しみ、本来の姿が影を潜めた昨季と違い、体調は万全だ。その証拠に午前10時から早出特打。オープン戦は11試合で打率・444(18打数8安打)を残し、数字でも健在を証明してきた。

 近しい関係者にも「(打撃状態は)去年と今年感じるものは違う。シーズン長いからね」と手応えを明かしている。指揮官が常に強調するように「競争」は開幕後も継続。21日のオリックス戦では再び先発出場の可能性もある。レギュラー奪回への挑戦は3・26からも続く。(山本 浩之)

 《10年には犠飛で打点》糸井(神)がオープン戦で代打起用されるのは今春が初めてで、7度の起用は谷口(日)と並んで12球団最多。打点はシーズン中を含めても日本ハム時代の10年10月18日の西武戦9回、1死満塁で牧田から中犠飛で記録して以来2度目になる。シーズン中の代打成績は通算31度の起用で26打数2安打1打点の打率・077。昨季は12度の起用で10打数1安打0打点の打率・100だった。
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