【森繁和 視点】ヤクルト・奥川は序盤は文句なし 投げるスタミナは改善できる

2021年03月21日 18:35

野球

【森繁和 視点】ヤクルト・奥川は序盤は文句なし 投げるスタミナは改善できる
<オープン戦 西・ヤ2>4回2死、山川(右)に二塁打を打たれた奥川(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 ヤクルト・奥川恭伸投手(19)が21日の西武戦(メットライフドーム)に先発し、4回1/3を投げ6安打3失点。直球が最速151キロを計測するなど序盤は150キロ台を連発し、開幕3戦目となる28日の阪神戦(神宮)の先発に決まった。スポニチ本紙評論家の森繁和氏(66)は高卒2年目右腕の投球をどう見たか。
 ヤクルト先発・奥川は3回までは文句なし。球質、直球の勢いと前回の中日戦よりはるかに良かった。初回は打者4人全員に初球が直球。うち3人がストライクだった。早いカウントで制球良く追い込む理想的な投球。一方で5回を投げきれなかったのは、4回2死での山川の打席に伏線があった。

 これだけ長いイニングを投げるのは初めて。当然、疲れもあっただろうし握力も落ちる。徐々にスライダー、スプリットが抜け出した。4回は、それまで唯一の安打を許していた森を打ち取って2死。早く3アウトを取りたい、との投手心理も働いた。続く山川に2球続けてスライダーがボールに。カウント2ボールになったのはこれが初めて。2球目も抜け気味だったが、3球目のスライダーも高めに抜けた。これが左中間二塁打。ここから球数を要してしまった。

 ただ、投げるスタミナに関しては今後、いくらでも改善できる。次こそ5イニング、または100球を目標に一つずつ壁を越えていくこと。ロッテ・佐々木朗とともに奥川が出てくれば野球界は非常に面白くなる。そんな期待感を抱かせてくれる投球だった。
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