初陣勝利の楽天・石井監督 快投の涌井へ「現役時代いっぱいごちそうしたのでしっかりやってくれた」

2021年03月26日 20:10

野球

初陣勝利の楽天・石井監督 快投の涌井へ「現役時代いっぱいごちそうしたのでしっかりやってくれた」
<楽・日(1)>ベンチの石井GM兼監督 (撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   楽天ー日本ハム ( 2021年3月26日    楽天生命 )】 楽天・石井一久監督が初陣初勝利を飾った。
 安どの表情を浮かべた石井監督は試合後、「僕も1勝目、新たにこのチームで一歩を踏み出したなと思います。(涌井は)メンタルもテクニカルもすべて良くて。前回オープン戦は不安だったけれど、こういうピッチングしてくれると信じていたし、ご飯も現役時代いっぱいごちそうしたのでしっかりやってくれたと思う」と、石井節で称えた。

 打線については「効率よく点とってくれた。野手がしっかり成長してくれた。みんな第一歩目をしっかり踏み出してくれた。(辰己の初球本塁打は)辰己らしい思い切りがあったので、チームに勢いを持ってくる素晴らしい一打だった」と称えた。
 
 先発を回避した田中将に代わって明日27日に先発する高田萌には「失敗してもいい。失敗恐れることが一番ダメ。とにかく向かっていくピッチングをしてほしい」とエールをおくった。
 
 万感の初勝利だ。東日本大震災から10年の節目となる年に、東北のプロ野球チームを率いることになった。今年3月11日、静岡でのオープン戦で逆転勝利を飾った石井監督は「今日のように諦めずに戦うことが僕たちの使命。きれいごとを言うよりも姿を見せる。勝ちきらなければいけない大事なシーズンになる」と話し、今年優勝することに並々ならぬ決意を持って挑んでいる。

 沖縄でのキャンプ中には、宮城・福島を震度6強の地震が襲った。指揮官は即座に関係各所を通じ、仙台市内に住む球団職員や、選手家族の安否を確認。ただ東北地方の住民が再び不自由な生活を強いられるとあり「僕らは沖縄にいるけど、いつそういうこと(天災)が起きるか分からない。いろいろなことに備え、状況を把握していかないといけない」。さらに「僕らはいつも皆さんから声援を頂いている。その反対に、今度はチーム全員で寄り添っていきたい。何か出来ることがあれば、全力で立ち向かっていく。その場で終わりではないので」と東北への思いを常に寄せていた。

 昨年11月、編成のトップを兼務する異例の「GM兼任監督」に就任。リーグ4位からの巻き返しを託された。葛藤はあれど「「不安はない。無難なことって面白くない。壁は高ければ高い方が登りがいがある。その壁を登り切る自信もある。そこにしっかり挑みたいという思いが強い」。自らとチームを信じた。

 「自分が中心になってこのチームをしっかり動かしていかないといけない。ここが弱いとか強いとか。現場の中に入って見えてくる部分もある。編成にも生きてくる」。GMとしての経験があるからこそ、スムーズにさい配へ反映できるメリットを存分に生かそうとしている。

 そして震災10年目の今年、絶対的なエースとして前回13年の日本一に貢献した田中将も8年ぶりに復帰。圧倒的な先発陣を揃える中で、若手の成長を競争させながら促し続けた結果が開幕戦の快勝発進につながった。
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