侍JAPAN コンビニ貸し切り、急造ジム、出張寿司…裏方の思い結実

2021年08月11日 05:30

野球

侍JAPAN コンビニ貸し切り、急造ジム、出張寿司…裏方の思い結実
金メダルを獲得し、ハイタッチして喜ぶ侍JAPANのチームスタッフ(後方) Photo By スポニチ
 【黄金STORY 侍JAPANの舞台裏(下)】強化合宿初日の7月19日から今月8日のチーム解散まで、選手、関係者は外部との接触をほぼ遮断された。泡(バブル)の膜で囲むように内部と外部を遮断する「バブル方式」の大会運営。他競技の選手同様、宿舎と練習場、競技会場との往復しか許されず、散歩なども含めて外出は一切できなかった。
 選手、監督・コーチ、スタッフは全員、毎日、PCR検査を受けた。食事は個人で黙食が基本。近隣や宿舎のジムも使えないため、一室をトレーニングルームに改造。選手らはコンビニの買い物一つでも、スタッフに頼まなければならなかった。軽食や飲み物、卓球台とダーツを備えたリラックスルームを用意してもらい、つかの間の息抜きの場とした。

 こうした数々のサポートに全員が「感謝」の言葉を繰り返した。「ホテルの方、スタッフの皆さん。バブルの中、裏で支えてくれた方のおかげでここまでできた」。優勝後、稲葉監督の第一声だ。

 こんなこともあった。開幕戦を行う福島へ移動した7月26日、宿舎併設のコンビニを30分間だけ借り切らせてくれた。「こんなにコンビニの買い物が楽しいなんて」と選手たち。横浜の宿舎では通常のビュッフェに加え、「少しでも外食の雰囲気が出せれば」とホテル側が日替わりで料理人を呼び、目の前で提供してくれた。横浜家系ラーメンが2度振る舞われ、優勝した夜は4人の寿司職人が歓喜の寿司を握った。

 大会前、稲葉監督は「野球をやれる感謝、応援してもらえる感謝、医療従事者の方へも。いろんな感謝の思いを持ちながらやるオリンピックになる」と話した。約3週間、コロナ下の特殊な環境の中で結束力を高めた侍ジャパン。頂点に立った時、数え切れない感謝の気持ちが胸にあふれた。24人の選手だけでなく、多くの人の思いが金メダルという最高の形で結実した。(侍ジャパン取材班)=終わり=
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