エンゼルス・大谷13冠 「FOR ALL」14年以来2度目グランプリ「この賞を励みに」

2021年12月07日 05:30

野球

エンゼルス・大谷13冠 「FOR ALL」14年以来2度目グランプリ「この賞を励みに」
ビデオメッセージでグランプリ受賞の喜びを語った大谷 Photo By スポニチ
 スポーツニッポンフォーラム制定「FOR ALL 2021」の表彰式が6日、東京都文京区の東京ドームホテルで開催された。グランプリには大リーグ・エンゼルスの大谷翔平(27)、東京五輪卓球混合ダブルス金メダルの水谷隼(32)、伊藤美誠(21)、同競泳女子で400メートル個人メドレーと200メートル個人メドレーで2冠の大橋悠依(26)、東京パラリンピック自転車女子で個人ロードタイムトライアルと個人ロードレースを制した杉浦佳子(50)を選出した。副賞としてそれぞれ100万円と表彰盾が贈られた。
 帽子のつばを後ろ向きにかぶり、トレーニングウエア姿でビデオメッセージに登場した。大谷が「グランプリを受賞させていただいたことを大変うれしく思います。ありがとうございます」とはにかむと、場内から拍手が注がれた。

 スポーツを通じ日本を元気づける顕著な働きをしたと評価され、グランプリを受賞。「2桁勝利(11)&2桁本塁打(10)」を初めて達成した日本ハム時代の14年以来7年ぶり2度目だ。46本塁打&9勝などリアル二刀流で歴史的な活躍を見せ、2年続けてコロナ禍に苦しんだ日本列島へ明るい話題を届け続けた。「個人的には良い年だった」としつつ、チームは地区4位で7年連続でプレーオフ進出を逃し「チーム的にあまり良い年とは言えなかったので。来年以降チームとしても優勝できるように、この賞を励みに頑張りたい」と意気込みを語った。

 チームとして優勝できるように――。この言葉に決意が込められていた。18年の入団から4年連続4位。終盤にはチームに愛着があるとした上で「それ以上に勝ちたい気持ちが強い。このままでは勝てないんじゃないかな」と発言し、23年まで大谷の保有権を持つチームの改革論が、米メディアでも起こった。「なお、エンゼルスは…」と大活躍の個人成績後に敗戦結果が添えられる報道が続き、頭文字を取った「なおエ」というスラングがネットで騒がれもした。

 チームは今オフ、FAの先発右腕シンダーガードを獲得するなど補強に躍起。大谷も新人外野手マーシュに積極的に打撃の助言を送るなど、底上げに労は惜しまない。今季は2桁勝利にあと1勝届かなかったが、来季こそメジャーで1918年のベーブ・ルース以来の「2桁勝利&2桁本塁打」を達成し、悲願のプレーオフ進出に導くことしか頭にない。

 大谷は「今回は会場に伺えず申し訳ありません」とわびたが、野球に全てを注ぐため。オフは日本記者クラブでの会見以外は基本的にトレーニングとケアに専念している。「また、ファンの人と少しずつ球場でも会えるのを楽しみにしています」と来季を見据えた。MVPなど受賞ラッシュは「11冠締め」で一区切りしたが、新語・流行語大賞の年間大賞受賞に今回の受賞が加わり“13冠”となり、野球以外での影響力も計り知れない。ほぼ完璧に近いシーズンで、唯一足りなかったのがチームとしての勝利。大谷は今、誰よりも勝利に飢えている。(柳原 直之)

 ▽スポーツニッポンフォーラム 「スポーツ振興支援、国民の健康づくりを語り合い、明るく元気な日本をつくる」ことを目的に、官民一体で構成した異業種勉強交流会。開催は年4~5回で、そのうちの1回は表彰制度「FOR ALL」を設けている。表彰者は選考委員会を経て決定。(1)スポーツを通じて日本を元気づける顕著な働きをした個人または団体。(2)社会貢献並びに地域振興に寄与した個人または団体にグランプリが贈られる。
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