オリックスのドラ1・椋木 「7、8割の力」でも“伸びる直球”魅せた 小林2軍監督も高評価
2022年01月19日 05:30
野球

東北福祉大では例年、1月中旬は投球練習どころかキャッチボールさえもやっていなかったという。「大阪は暖かいですよ」と笑い、「次のクールからは1日置きに、あと5回ブルペンに入って、次は捕手に中腰で受けてもらって、最後の1回は座ってもらって投げると思います」とキャンプインまでのプランも明かした。
左足を上げた時に一度グッとタメを作ってから踏み込んでいく。右腕はスリークオーター気味。最速154キロの真っすぐは、「捕手の後ろの球審まで投げるような、どこまでも伸びていくようなイメージ」で投げ、もちろん一番の武器としている。受けた福永は「手元でピュッと力強かった」と証言し、捕手の後ろから視察していた小林2軍監督も「スピンが効いて、ホップするようないい伸びをしていた」と第一印象から高く評価していた。(畑野 理之)
◇椋木 蓮(むくのき・れん)2000年(平12)1月22日生まれ、山口県山陽小野田市出身の21歳。高川学園では2年夏に甲子園出場も登板なし。東北福祉大では1年春からベンチ入りし、4年時の大学選手権で最速154キロを計測。仙台六大学リーグ通算15勝1敗、防御率0・69。3年秋にMVP、4年秋に最優秀投手賞。1メートル79、84キロ。右投げ右打ち。