広島・森下 開幕ローテ白紙 12日ヤクルト戦登板回避 新井監督「慎重に万全に万全を」

2023年03月09日 05:00

野球

広島・森下 開幕ローテ白紙 12日ヤクルト戦登板回避 新井監督「慎重に万全に万全を」
広島・森下(撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 右肘手術からの復活を目指す広島・森下暢仁投手(25)の実戦復帰プランが8日、白紙になった。6日に実戦形式のフリー打撃に登板。この日に右肘の状態を確認し、予定された12日のヤクルト戦(マツダ)の登板回避が決まった。状況を踏まえると、開幕ローテーションを外れるのは確実。新井貴浩監督(46)も「慎重に万全に万全を」と示唆した。 
 マツダスタジアムでの全体練習。キャッチボールする投手陣を横目に、森下は外野のポール間を黙々と走っていた。7日の休日を含めると、2日連続のノースロー。そうした事実が、右腕の現状を雄弁に物語っていた。

 「体は全然問題ないけど、肘がどうなのかな…と。違和感が少しある…という話を首脳陣、トレーナーさんとしました。(登板を)飛ばすと思います」

 白紙になった実戦復帰プラン。森下は、昨秋手術した箇所についてそう説明する。6日に実戦形式のフリー打撃に登板。8日に右肘の状態を確認し、問題ないと判断されれば、12日のヤクルト戦で術後初の実戦マウンドに立つ予定だった。

 「後退しているわけでも、悪化しているわけでもない。不安を抱えたまま段階を進めてほしくないから。だったらもう一回、プランニングを変更してやっていこう…と。あくまで想定の範囲内」

 新井監督が、登板回避を決めた理由を明かす。今後は1軍に帯同しつつ、当面はノースロー。次の予定はあえて立てず、状態を見ながら徐々に球数を含めた投球練習の強度を上げ、森下本人との話し合いの中で実戦復帰時期を探る方針だ。

 「以前から言っているように、開幕に合わせて後退し、数カ月離脱というのがチームとしては一番痛い。間に合わなくてもいい。万全な状態で今季の初登板を迎えてほしい。慎重に万全に万全を(期して)…という感じ」

 指揮官が発する言葉は示唆に富む。オープン戦3~4試合に登板し、徐々にイニングを伸ばすのが通常の調整パターン。現状がノースローで残り日数などを踏まえると、森下が開幕ローテーションを外れるのは確実な情勢だ。当の本人が言う。

 「アクシデントがあったら…とか、自分のためにいろんなプランを考えてくださり、取り組む環境をつくってもらっている。ありがたい。シーズンを通して戦える準備をしっかりしないといけない。そう思っています」

 開幕先発陣の青写真修正を余儀なくされても、泰然と振る舞い、大局を見て前を向く指揮官。25歳はその思いを胸に刻み、本来の力強さを取り戻すべく地道に調整を進める。

◆森下の経過◆
 ▽22年10月26日 群馬県館林市内の病院で右肘クリーニング手術を受ける。

 ▽12月4日 早期完治を優先し、開幕投手を狙わない意向示す。「開幕から1~2週間遅れても、離脱しないことが一番大事」

 ▽23年1月26日 春季キャンプ1軍スタートが決定。新井監督は「暖かいところでコンディション優先」と説明。

 ▽2月2日 宮崎・日南キャンプ2日目、手術後初のブルペン入り。捕手を立たせてキャッチボールでフォームを確認。

 ▽同7日 手術後初めて、スパイクとユニホームを着用してブルペン投球。

 ▽同17日 捕手を座らせて130キロ直球のほか、カットボール、カーブなど6球を試投。

 ▽同27日 手術後初のシート打撃登板。打者8人に全球種織り交ぜ27球。被安打3も、直球は最速145キロ。「あとはどれだけ調整できるか」

 ▽3月6日 マツダで実戦を想定したフリー打撃に登板。打者6人に21球を投げて奪三振2、被安打1も「まだ全然」。

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