東芝 18年ぶり11度目頂点、プロ注目153キロ右腕・吉村 完封MVP!準決救援から連投10K

2022年03月10日 05:30

野球

東芝 18年ぶり11度目頂点、プロ注目153キロ右腕・吉村 完封MVP!準決救援から連投10K
<JR九州・東芝>優勝し笑顔で記念撮影する吉村(前列左から3人目)ら東芝の投手陣(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【第76回JABA東京スポニチ大会最終日・決勝   東芝6─0JR九州 ( 2022年3月9日    神宮 )】 準決勝、決勝が9日、神宮球場で行われた。東芝は決勝でJR九州を6―0で下し、04年以来18年ぶり11度目の優勝。最速153キロ右腕の吉村貢司郎投手(24)が、決勝で6安打10奪三振で完封勝利を挙げた。準決勝での好救援に続く連投で快投した右腕は、大会2勝を挙げてMVPを獲得し一躍、今秋のドラフト上位候補に浮上。東芝は、今年の日本選手権大会出場権を獲得した。
 準決勝の最後のマウンドに立っていた吉村は、3時間50分後の決勝のマウンドへ上がった。4日間で3試合目の登板。「ずっと“決勝でいくぞ”と言われていた」と覚悟はできていた。

 2回までに6点の大量援護。JR九州打線を相手に140キロ台中盤の直球、カットボールなどの変化球を低めに集める丁寧な投球を続けた。6安打で三塁を踏ませず、2桁10奪三振でスコアボードに「0」を9つ並べた。準決勝の救援登板と合わせてこの日140球を投げて今大会2勝、防御率1・06でMVPも獲得。「一つ一つ積み上げてきた結果。今後も変わらずにやっていきたい」と笑った。

 準決勝で延長10回の末に破った、同じ神奈川のライバル・ENEOSと並ぶ大会最多11度目の頂点。ENEOSは昨年、都市対抗出場の可能性が消えた2次予選の西関東大会第2代表決定戦で敗れた相手だった。その試合でサヨナラ3ランを浴びたのが吉村。この日のENEOSとの準決勝は一打同点の延長10回1死二塁で救援登板し、勝利を決める2つのアウトを奪った。04年の優勝時に「3番・遊撃」だった平馬淳監督も「エネオスさんに勝って優勝したいと思っていた。永遠のライバルと思っています。これからも切磋琢磨(せっさたくま)して神奈川の野球を全国に広めたい」と感慨深げだった。

 コロナ禍で20年大会が中止。今大会も2チームが辞退するなど、社会人野球でも影響はまだ続く。「誰が出ても勝てるように一致団結して練習してきた。うれしい気持ちもあるが、ここからがスタート」。吉村は厳しい環境下で、プロ入り、日本選手権、都市対抗の優勝を目指すシーズンへ、気持ちを新たにした。(柳内 遼平)

 ◇吉村 貢司郎(よしむら・こうじろう)1998年(平10)1月19日生まれ、東京都出身の24歳。小2から「扇ターキーズ」で野球を始める。足立八中(現鹿浜菜の花中)では「足立ベルモントボーイズ」に所属し投手兼外野手。日大豊山では3年夏の東東京大会準優勝。国学院大を経て、20年から東芝でプレー。1メートル83、80キロ。右投げ右打ち。

 【表彰選手】
 ▽MVP 吉村貢司郎(東芝)決勝の完封勝利など3試合で2勝。
 ▽敢闘賞 岩切貴弘(JR九州)4試合で1本塁打7打点。
 ▽首位打者賞 田中達朗(東芝)12打数6安打で打率・500。※決勝進出チームが対象。
 ▽打撃賞 山田遼平(JR九州)準決勝で2打席連続本塁打など打率・467。
 ▽新人賞 東怜央(日立製作所)4番で3試合出場、打率・385。度会隆輝(ENEOS)大会1号となる先頭打者本塁打含む2本塁打。
 ▽監督賞 平馬淳監督(東芝)17大会ぶりで大会最多タイ11度目の優勝に導く。

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