ボクシング五輪2大会連続代表の成松が引退会見「未練は全くない」

2021年10月20日 19:02

格闘技

ボクシング五輪2大会連続代表の成松が引退会見「未練は全くない」
東京五輪に出場した成松大介(AP) Photo By AP
 ボクシング男子の16年リオデジャネイロ、20年東京五輪代表で、18年ジャカルタ・アジア大会ライトウエルター級で銅メダルを獲得した成松大介(31=自衛隊)が20日、オンラインで引退会見を開いた。「このたび東京五輪を最後に引退することを決めた。最大の理由は高いレベルのコンディション維持が難しくなったため。この先の大会で自分のレベルを上げることができないと判断した」と決断の理由を述べ、「未練は全くない。現役復帰する気持ちも起きていない。五輪後も毎日道場に行っているが、練習したいとも思わなくなった。引退したんだという心に切り替わっているのでは」と付け加えた。

 東京五輪男子ライト級代表だった成松は1回戦で5―0の判定勝ちを収めたものの、試合中に額を陥没骨折したため2回戦を棄権した。五輪前は「最後の大会になるかもと思っていたが、メダルを獲得したらまた目指したくなるかもしれないと半々(の気持ち)で臨んでいた」と明かし、「病室でじっくり考えて、もう現役を続けないという考えになった」と説明。「組み合わせを見て銅メダルまではいけると思っていて、1回戦もいいパフォーマンスを発揮できたと思っていた。ケガで棄権となったが、不思議と悔しい気持ちはなかった。自分の力を出せたから、先には進めなかったが悔いの残る試合ではなかった」と語った。

 18年に日本ボクシング連盟の山根明前会長による助成金流用などの騒動が起きたあと、連盟内に新設されたアスリート委員会の委員長に就任。東京五輪を目指しながら選手の意見を集め、連盟へ伝えていった。「広報活動を充実させてほしいと言ったこともあって、前と比べて凄く変わったと思う」と手応えを口にし、世界選手権(26日からセルビア・ベオグラード)から24年パリ五輪を目指す後輩たちへ「日本代表というのを誇りに思って、一戦一戦気合を入れて、臆することなく精いっぱい戦ってほしい」とエールを送った。今後については未定で、「ちょっと前までは指導者になる考えはなかったが、指導に関わってみると凄く面白い。指導の勉強もしたいし、運営や普及にも興味がある。最後は一本に絞るかもしれないが、いろんなことを勉強したい」と話すにとどめた。
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