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【江戸川G1 江戸川大賞】完全復活の浜野谷 東都のエースが迎撃態勢

2019年01月24日 05:30

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【江戸川G1 江戸川大賞】完全復活の浜野谷 東都のエースが迎撃態勢
完全復活した姿を披露する浜野谷 Photo By スポニチ
 G1「江戸川大賞・開設63周年記念」は25日、ボートレース江戸川で開幕。軸となるのが18年グランプリ覇者の峰竜太(33=佐賀)を筆頭に毒島誠(35=群馬)、菊地孝平(40=静岡)、岡崎恭裕(32=福岡)のファイナリスト。待ったをかけるのが水面実績No・1の地元・浜野谷憲吾(45=東京)。昨年8年ぶりのグランプリ出場。完全復活した姿を披露する。
 18年の主役・峰竜太を筆頭に全国から超一流レーサーが結集する。しかし、舞台は難水面の江戸川。水面を知り尽くした“東都のエース”が強豪たちを迎え撃つ。

 昨年は「記念を優勝して流れが変わった」と、6月まるがめ周年Vをきっかけにリズムが上向いた。今年は得意水面の江戸川で早い時期から波に乗る絶好のチャンス。厳しい世界を渡り歩く浜野谷は「そんな有利ってことはないよ」と慎重だが、当地水面実績はG1・3V、G2・1V、一般戦11Vと優勝回数だけを取り上げても別格の強さ。手の内に入れた調整で伸びをしっかりと引き出し、潮の流れを読み切ったスタートとターンで1M突破。江戸川での走りは全面的にお任せできる数少ないレーサーだけに期待せずにはいられない。

 昨年は賞金ランキング14位で8年ぶりとなるグランプリ戦士として年末の住之江に向かった。2ndステージに進むことはできなかったが「これが限界」と、52・5キロでレース場入りした体重は最終的に51・6キロまで絞りグランプリシリーズ特別選抜A戦をイン逃げで締めくくった。「51キロ台は5年ぶりじゃないかな?グランプリはそういう気持ちにさせられる場所」と、振り返る表情は生き生きとしていた。

 やはり浜野谷には最高峰の舞台が似合う。「去年はグランプリを楽しめた。今年はもっといいい年にしたい」と、完全に目覚めたSG戦士は今年の開幕戦「いい流れをつくりたい」と、臨んだ平和島の正月開催、東京ダービー優勝で19年をスタートさせた。

 “東都のエース”の看板は当分降ろせそうにない。まずは19年を占うといっても過言ではない江戸川周年。ファンタジスタな走りに注目だ。

◆茅原 当地勝率は浜野谷上回る7・86、平尾は前大会予選トップ通過

 今回の63周年記念は、例年以上に全国の江戸川巧者が集まった。まず注目は岡山支部の2人、茅原悠紀と平尾崇典だ。

 茅原の当地通算勝率は7・86。地元エースの浜野谷を上回り、出場メンバー中トップの数字をマークしている。14年から16年にかけては江戸川でG2も含めて3節連続Vを達成。17年6月の62周年記念は予選落ちに終わったが、これは2連対率26%の低勝率機とのコンビだっただけに仕方がない。中堅以上のエンジンを引ければ、まず優勝争いに加わってくる。

 一方の平尾はその62周年記念で予選1位通過。スタート遅れで優勝は逃したが、ファイナル1号艇を獲得した。その後も当地では常に上位争い。昨年は江戸川に3節も参戦しており、出走回数も地元選手を超える勢いだ。かなり走り慣れているだけに、遠征勢と思わない方がいいだろう。

 この他では瓜生正義、横沢剛治、前田将太の3人が当地勝率7点オーバー。江戸川で3回以上、優勝している秋山直之、須藤博倫、山本寛久、黒崎竜也、永井源、長尾章平も見逃せない存在だ。

◆三角、今年51歳も健在 飯山は初優勝の地

 今回の出場メンバーで浜野谷の15回に次ぐ当地優勝回数を誇るのが、ともに7回の三角哲男と飯山泰の地元勢。三角は92年4月に当地初V。直近では15年8月に勝っており、20年以上にわたってコンスタントに結果を残している。今年51歳になるが、正月の多摩川開催でVと幸先良いスタートを切った。速攻からの攻撃力は今なお健在だ。飯山は初優勝が01年12月の当地と思い出の水面。今年の正月開催でも当地を走り、優出4着。荒れ水面を物ともしないだけに、軽視は禁物だ。

 大池佑来も当地で初優勝を飾った一人。10年8月のことで、デビューから2年11カ月目での美酒だった。直近の優勝も昨年8月の当地。全14回の優勝のうち、4回は江戸川とこちらも当地巧者。昨年8月には、まるがめメモリアルでSG初出場を飾った東京支部期待のホープだ。地元期待といえば荒井翔伍にも注目。5回の優勝のうち2回が当地。直近Vは昨年8月の当地ルーキーシリーズだ。昨年2月に当地で行われた関東地区選では、2勝を挙げる活躍を見せている。

◆18年GP男・峰 勢いそのまま

 最強の男・峰竜太が日本一の難水面に挑む。18年はグランプリを制覇し最優秀、最多賞金獲得、最高勝率、記者大賞の4冠を総なめ。19年の幕開けも完璧だ。地元からつの正月開催をVで飾ると今年のG1開幕戦、芦屋周年を3連覇。リズムや気合だけではない本物の強さが備わった。

 艇界の頂点に立ったことは誰もが認めるが「周りの評価だけでなく自分がボート界のNo・1と思えるまで…」と、志は高い。江戸川実績は一般戦で優勝1回。G1、G2は共に優出止まりだが、今回は堂々のV候補だ。

◆充実の毒島 全場制覇の偉業へ

 毒島誠は昨年7月以降のSGで4優出2V。G1でも3度の優勝を飾り、18年後半戦の主役を務めた。今年も桐生の正月レースで優勝と上々の滑り出し。準Vで悲願のグランプリ制覇は達成できなかったが、勢いに陰りはない。

 19年3節目となる今節は全国24場の中で唯一、優勝したことがない江戸川が舞台。これが全場制覇の偉業に向けたラストピースだ。かつては「自分が江戸川を乗りこなせていない」と語っていたが、今はまさに充実期。苦手水面克服も十分に考えられる。

◆菊地 江戸川ブランクも克服十分

 17年6月の浜名湖一般戦を最後に優勝から遠ざかっている菊地孝平。だが、1年を通して常に上位争いを演じ、昨年もグランプリに駒を進めた。そして未勝利ながらも、粘り強い走りで優勝戦に進出。果敢なコース取りと鋭いスタートで見せ場をつくった。ここ一番での底力は健在だ。

 江戸川は15年6月以来の参戦。このブランクは気になるところだ。しかし、過去には当地G1で2度の優出。最高レベルのS力も備えているだけに、3年7カ月ぶりのハンデを難なく克服しても不思議はない。

◆岡崎 G1初制覇の思い出の水面

 10年5月、デビュー6年目でSG浜名湖オールスターを優勝した岡崎恭裕だがG1制覇には時間を要した。17年3月の当地ダイヤモンドカップ。4コースのカドからコンマ11のトップスタートからまくって優勝。何度も取り逃してきたG1戦線での軌道修正に成功したのがここ江戸川だ。

 18年、からつで早速2度目のG1制覇。年末には3度の6枠を乗り越え、SG初制覇の10年以来となる2度目のグランプリファイナリストに返り咲いた。機は熟した。3度目のG1制覇に期待してよさそうだ。

◆水面特性 1、2着率はともに全国トップ 6コース狙い目

 全国24場の中で唯一河川を利用したレース場。東京湾に近いため水質は汽水で潮の影響を受ける。潮の流れに風がぶつかると、一気に波が立ち水面が荒れる。このような特殊な環境から「日本一の難水面」と呼ばれ、巧拙が顕著に出る。

 昨年1年間の1コース1着率は44・4%。全国平均(54・1%)を大きく下回り、インの弱いレース場と言える。一方、特筆すべきなのが6コースの強さで、1、2着率はともに全国トップ。穴党には持ってこいのレース場だ。

 6コースが狙い目ということは分かった。では、今大会の大外巧者は誰なのか。そこで、当地6コース連対率を分析。トップは62・5%という驚異の数字を叩き出した平尾。内訳は16戦して1着5回、2着5回。勝率も3割ある。さすが当地G1・G2で5優出を誇るだけのことはある。2位は佐賀の成長株・安河内。12戦して1着1回、2着6回。こちらは2着受けで狙いたい。3位は浜野谷。今大会屈指の波乗り巧者が貫禄のランクイン。4位タイの伊藤、真庭はそこまで人気にならなさそう。配当面でも大いに期待できる。

 ただし、江戸川限定だとサンプル不足の選手も多い。それら対象外となった選手の、全国での6コース成績をまとめた。1位は前田。内訳は33戦して1着5回、2着9回。1着率も高く、頭から狙うのも手だ。2位は峰。ただ、ネームバリューを考えれば舟券的な妙味はなさそう。穴を狙うなら4位下出、8位中村、9位島村がお薦め。まだ記念では名が売れてないだけに、舟券に絡めば高配当必至だ。

◆前節のV機 35号機期待

 現行エンジンは昨年4月に初下ろしされ約9カ月が経過。誰が乗っても抜群の64号機を筆頭に61、28、37号機が看板機。ほか前節のV機、35号機の動きに期待。数字上のトップは18号機になる。
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