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【住之江G1 近畿地区選手権】“浪速の新エース”上條暢嵩がV狙う

2019年02月10日 05:30

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【住之江G1 近畿地区選手権】“浪速の新エース”上條暢嵩がV狙う
近況絶好調の上條暢嵩 Photo By スポニチ
 最強地区の覇者を決めろ!「G1第62回近畿地区選手権」は11日に開幕。松井繁、今垣光太郎ら、近畿4支部の強豪が住之江に集合する。そんな中、虎視たんたんと近畿チャンプの座を狙う大阪・兵庫・滋賀・福井各支部注目の若手をピックアップする。
◆上條暢嵩「いつも通りで」

 昨年の秋口から冬場にかけて“絶好調モード”が継続している。とくに10、12月と三国では優勝。今年9月三国で開催されるプレミアムG1ヤングダービーの選考順位もトップに立っている。これは上條にとって大きなアドバンテージ。

 「(10月)三国で2年ぶりに優勝してから流れがいいですね。たぶん相性がいいんでしょう。ヤングダービーはそんなに意識せんと1走1走目いっぱいやってるだけです」

 好調の要因はもう一つある。

 「去年はF事故がなかったんでボク的には良かった。今年もとにかくFをしないとこが一番の目標です」

 さあ地元の大舞台、昨年10月の高松宮記念ではパワフル仕立てでG1初優出を果たしている。優勝戦は惜しくも4着に終わったが、道中果敢な追い上げは見せ場たっぷり。

 「地元でG1初優出できたのは素直にうれしかった。それにもっと優出できるように頑張ろうって思いましたね。地区戦はエンジンの仕上がりもあるけど普段走ってるメンバーだしいつも通りで」

 父・信一も昨年末に優出を果たすなど現役バリバリ。「ボクももっと上の舞台で活躍せんと」。“浪速の新エース”の野望はまだ先にある。

◆小坂尚哉 V争いダークホース

 第24回新鋭王座決定戦(浜名湖)で最後は「インで起こし遅れてしまいました…」と悔いを残したものの1111215と全国区に名前を売る活躍。9年前のことだ。

 「G1の優出は浜名湖と(4年前の1月)宮島周年の2回だけ。宮島ではコンマ04のトップSを行ったんですけど…ね」

 宮島の相手は今垣光太郎、市川哲也、毒島誠、吉田俊彦、井口佳典。そこで見せ場をつくった(4着だったが…)のだから、ポテンシャルは高い。ハンドルの鋭さは兵庫でも屈指と周りの多くが認めている。だが…。

 「勝率が7・00を超えたことがないし、SGに出場したこともない。F2(が要因)でA2に2回落ちてるし、フライングは同期でボクが一番多いんじゃないですか?」

 通算F25本は94期では最多で“F2”は4回もある。それでも通算16回の優勝のうち、14年と18年に4V。住之江でも昨年5月に予選トップ通過→準優2着→優勝戦4号艇で5カド鋭差しVだ。

 「去年はFを切らないことで結果が残せたのに今年は(1月)住之江で切ってしまって…。いつも伸びがいいけど、Fの後はターン回りを意識した調整をいろいろ試しました」

 F持ちで肩の力が抜ける今回、V争いのダークホースになる可能性は十分だ。

◆丸野一樹 滋賀支部“第3の男”

 鮮やかなハイモンキーから繰り出す高速ターンは破壊力満点。未来の湖国を背負って立つ丸野は着実に力をつけている。振り返れば16年とこなめヤングダービーでG1初優出。翌17年には近畿地区のトップルーキーに選出されている。

 ただ自覚が芽生え始めた18年はややモノ足りない一年だったか。実際優勝回数は0、2期前には一度A2にも陥落…。

 「周りのみんなが結果を出してるし、自分の中では満足してないですね。今年はもっとペラを早く仕上げることが課題。初日からバチッと…ね。それに旋回技術はもちろんのことスタートの質も良くしていきたい」

 今年に入ってからはリズムも上向き。前走児島では優出2着とVまであと一歩。

 「そうですね。児島はまとまった感じで優出できたし、ここからリズムを上げていこうかなって思ってます」

 住之江は昨年の高松宮記念以来の登場。今さらG1だからといって気負うことはさらさらない。

 「前回の住之江で準備はできてます。G1っていうのはそこまで意識せんといつも通りいくと思います」

 守田俊介、馬場貴也に次ぐ滋賀支部“第3の男”が無欲で近畿チャンプを目指す。

◆下出卓矢 一撃に魅力

 ひとよんで“三国の一撃マン”。独特のペラ調整で伸び型にシフトチェンジ。たとえ凡機を引いてしまっても伸びに関してはしっかり仕上げてくるまさに職人。ちなみにメーカー機を引き当てれば鉄板級の伸びになるもの大げさではない。

 「6年間伸びだけを求めてやってきたんで伸びを付ける調整には自信があります。ボートとモーターのマッチングで自分のペラを叩くんですけどね。チルトはあまり関係ないです。よっぽどのボロエンジンを引かないかぎりはどのレース場に行っても出せますよ」

 伸び型にこだわっているのはなぜか?

 「ファンの気持ちを考えてですね。A1レーサーにしては6着がすごく多いんですが、やっぱりファンが求めてるのは1着ですからね。だから一撃狙いのレースをしてます」

 まさにアタマあってヒモなし。近代ボートレースとは少しかけ離れた気はするが、そこがオールドファン、もちろん新規ファンにとってもたまらない選手といっていいだろう。

 「好きなレース場は捲りの利くびわこ。住之江もエンジンがマッチングしてくれてよく出るので好きですよ」

 昨年太閤賞ではその伸びを生かしてファイナル進出。今回も“直球勝負”で真っ向挑む!

◆総展望

 今回もWドリーム戦が実施される。おそらくこの中から第62代近畿チャンプが出る可能性は極めて高い。主力伯仲もV候補筆頭には松井を推す。昨年GP入りを逃した屈辱は忘れまい。巧腕&的確Sに衰えはない。2019年新たな決意で臨んでもらおう。正月早々大阪No1になった石野だが1月蒲郡周年初日に負傷のため(大事をとって)帰郷…。さらに直前のとこなめでのFは割り引き材料。地力ピカイチの太田、田中の69期コンビも虎視たんたん。とくに田中は昨年GPはおろかシリーズ戦にも出場できなかったほど苦戦した。今年にかける意気込みは違うはず。他にも湯川、丸岡の85期コンビがD戦からアピール。地の利を生かしてV強奪へ。

 大阪勢最大の強敵となるのが当地巧者の吉川元。G12Vの実績は当然、昨年はGPでも見せ場たっぷり。馬場も当地はG1連続優出などキラリと光る実績。昨年はチャレンジCでSG初優勝と自信もつけた。昨年のダービー王・守田、ハンドル確かな魚谷、さらに今垣、中島の北陸コンビも黙ってはいない。
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