コロナ感染 東京3日連続最多3865人、五輪後5000人超を警戒 全国も初の1万人超え

2021年07月30日 05:30

社会

 東京都は29日、新型コロナウイルスの感染者が新たに3865人報告されたと発表した。28日の3177人を上回り、3日連続で過去最多を更新した。一方、神奈川県で過去最多の1164人になるなど国内全体で初めて1万人を超えた。

 緊急事態宣言発令から2週間が経過しても感染拡大傾向に歯止めがかからない状況。東京五輪開催が影響を与えているとも指摘されるが、小池百合子知事は五輪中継の視聴率に触れ「ステイホーム率」が上がっているとの見方を示し否定した。

 東京都の直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は2224・1人に上昇。前週比も161・9%に跳ね上がった。

 年代別内訳では20代が1417人で最多。年明け第3波で最多の160人を数えた重症者数は1人増えて81人。感染力の強いインド由来のデルタ株の拡大で感染状況は当時を上回っているが、ワクチン接種が進む高齢者の感染割合は少なく重症者数も低く抑えられているとみられる。それでも40人前後だった6月下旬からは倍増している。

 この日開かれた東京都のモニタリング会議で専門家は「経験したことのない爆発的な感染拡大に向かっている」と強い警戒感を示し、現在の増加ペースが続いた場合、五輪閉会後の8月11日時点で直近7日間平均の新規感染者数が4532人に上るとの試算を公表。日別なら5000人超えが十分予測される。

 感染拡大要因の一つとされるのがレジャー目的の繁華街滞留人口。会議では、前回の宣言発令時と比べ減り幅の鈍さが指摘された。

 会議後、報道陣から五輪が人出抑制を妨げている可能性を問われた小池氏は「逆だ」と強く否定。「とてもステイホーム率を上げてくれている。(五輪中継の)テレビの視聴率が如実に示している」と話した。開催都市の首長で、五輪と感染拡大の因果関係は認めるわけにいかず、短絡的な見解を示してしまったようだ。
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