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琵琶湖産のアユに魅せられて…当たり、引きの強さ抜群

2024年09月16日 05:30

社会

琵琶湖産のアユに魅せられて…当たり、引きの強さ抜群
色が良く強烈なアタックをみせてくれる安曇川のアユ Photo By スポニチ
 【2024 アユ】アユ釣りも最終盤に突入した。有終の美を飾るべく滋賀県を流れる安曇川(あどがわ)に向かった。琵琶湖産のアユで満杯の川。期待通り、当たりも引きも強いアユに多く出合えた。(スポニチAPC・ 恩田 誠)

 琵琶湖産の稚アユといえば、放流に頼る河川では最も人気が高い。そんな琵琶湖生まれのアユが100%棲息するのが安曇川だ。何しろ琵琶湖に流れ込む河川では、最も規模の大きい川なのだから。下流域の広瀬地区では束釣り(100匹)が当たり前というほど魚影が濃い。

 今回は数釣りではなく良型を求めて、中流域にある朽木(くつき)地区に足を運んだ。数こそ下流域に劣るが、サイズや体色の良さでは上回る。また景観の良さも魅力の一つだ。

 全国に大きな被害をもたらした台風10号の影響は皆無で、水量は平常よりやや少ないほど。それもあってか、河川敷に並ぶ自動車は関東圏のナンバーが例年よりも多かった。といっても、関西圏はア

 今回は本流だけでなく、支流の北川でも竿を出した。実を言えば、筆者は規模の大きい本流よりも、小河川である北川の方がのんびりと竿が出せるし流れも優しいので、得意?とする泳がせ釣りが楽しめるというのも理由の一つなのである。

 この川の、というよりここのアユの魅力の一つには「当たりの激しさ」というものもある。たとえ13センチ程度の小さな個体でも、竿には激しい衝撃が伝わってくる。ましてや、20センチクラスともなれば、目印が数メートルも飛ぶというような痛快な当たりを目の当たりにすることができるのだ。そのためもあって、よそ見をすることが多い筆者でも、当たりを逃すことはまずないのだ。

 支流・北川以上に筆者が好きなのは、朽木地区の上流域にあたる村井橋の周囲(別図E、F)なのだが、今季はすこぶる不調のようで、同宿したベテランの話では「行かないほうが良い」とのことだった。今回は本流では図AとB、それに支流の北川で3日間を過ごした。

 激流の好きな同行者の東京都江東区・沢井憲治さん(75=自営業)も、村井橋周辺で竿が出せないことを残念がっていたが、北川や本流での泳がせ釣りに新たな魅力を見いだしたようだった。

 まったく、アユの友釣りというものは「罪深い」遊びだ。もちろんそれには、琵琶湖産で満たされた安曇川の存在があるということは論をまたないが。

 ▼釣況 オトリ・宿泊、安曇川荘=(電)0740(38)2559。日釣り券は3000円のみで年券なし、オトリ1匹500円。10月1日から禁漁。

 ▼交通 今津市街から国道303号、同367号を京都市街に進むと朽木地区。今津から約30分。

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