荒磯親方 4大関よ白鵬居ぬ間に綱挑戦権獲れ 9日初日、夏場所の行方占う

2021年05月09日 05:30

相撲

荒磯親方 4大関よ白鵬居ぬ間に綱挑戦権獲れ 9日初日、夏場所の行方占う
荒磯親方 Photo By スポニチ
 大相撲夏場所は9日に東京・両国国技館で初日を迎える。鶴竜の引退で一人横綱となった白鵬(36=宮城野部屋)は6場所連続で休場。新たな横綱誕生の期待も大きくなる中、4人となった大関陣には優勝争いなどハイレベルな結果が求められている。今後の角界を占う重要な場所を、スポニチ本紙評論家の荒磯親方(元横綱・稀勢の里)が展望する。
 令和になって大関が賜杯を抱いたのは昨年11月場所の貴景勝のみ。下位の力士が活躍するのも楽しみではありますが何度も続けば大関の存在が危うくなります。復帰した照ノ富士を含め4人が最後まで優勝争いをすること。次期横綱争いが激化することが今の大相撲を盛り上げるテーマです。

 一番強い大関が横綱への挑戦権を手にできると思いますし、私も大関時代は東の正位を目標にし精進しました。今場所、出場力士で最上位は朝乃山。実力的にも申し分のない存在ですが、突き抜けるためにはこれまでと違った姿を見せてほしいと願っています。

 気になるのは照ノ富士との相性の悪さです。対戦成績は5戦全敗。苦手をつくることは今後にも大きな影響を及ぼします。私も琴奨菊ら苦手はたくさんいました。それを克服するため常に相手を研究し対策を練っていました。いかにして相手に相撲を取らせないか。それを究めることで苦手克服とともに相撲の幅も広がります。ピンチをチャンスに変える絶好の機会です。

 実力的には照ノ富士がやや抜けていますが、古傷の膝が15日間持つか。優勝した春場所も後半は悪化させ痛み止めを打って出場。その影響が気になります。

 カド番の正代は相手に立ち合いを研究されている印象を受けます。顎を出し、おなかを出して立つ独特の立ち合いも魅力ですが、朝乃山同様、研究してくる相手の上を行く工夫が必要です。貴景勝は前向きな相撲への姿勢はいつも好感が持てます。一度乗れば手が付けられなくなるのが突き押しの良さ。前半でリズムをつかめれば、突っ走る可能性はあります。

 新興勢力では、若隆景に注目します。小柄でも圧力負けしない体幹の強さに加え、名人芸の域に近づいている右のおっつけはまさに玄人好み。おっつけは体が勝手に動いてできるものではない。地道な鍛錬のたまものです。今場所も上位には相当厄介な存在となるはずです。

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