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柔道・浜田 準決勝突破で銀メダル以上が確定!“寝技の女王”難関突破まで、あと1つ

2021年07月29日 17:23

バドミントン

柔道・浜田 準決勝突破で銀メダル以上が確定!“寝技の女王”難関突破まで、あと1つ
<東京五輪 柔道 女子78キロ級準決勝>腕ひしぎ十字固めで一本勝ちし、決勝進出を決めた浜田尚里(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【東京五輪第7日 柔道女子78キロ級 ( 2021年7月29日    日本武道館 )】 柔道女子78キロ級代表の浜田尚里(30=自衛隊)が、準決勝でワーグナー(ドイツ)を破り、決勝進出が決定。初出場で銀メダル以上が確定した。同階級の日本勢は、04年アテネ五輪金メダルの阿武教子以来、表彰台を逃している“難関”だったが、あと一歩のところまで迫った。
 圧倒的な強さだった。準決勝も落ち着いた試合運びで、1分23秒、腕挫十字固めで一本勝ち。得意の寝技で一気に勝負を決めた。

 初戦となった2回戦はパチュト(ポーランド)に快勝。2分4秒に隅落で技ありを奪うと、そのまま寝技勝負に持ち込み、2分32秒に横四方固で技あり、合わせ技で一本勝ちした。続く準々決勝はバビンツェワ(ROC)と組み手争いでけん制し合い、互いに指導が2つ出る展開となったが、2分31秒に巴投げで技ありを奪い、そのまま送り襟締めで一本勝ち。特長を出した試合で勝ち進んだ。

 “寝技の女王”“寝技師”と呼ばれる浜田は自分の土俵に引き込めば世界最強。五輪代表を射止めた昨年2月の柔道グランドスラム(GS)デュッセルドルフ大会では5試合のうち4試合を寝技で勝利するなどオール一本で優勝した実力者だ。また、柔道強化のために取り組んだ、ソビエト連邦で開発された軍隊格闘技でもある「サンボ」で14年に世界選手権を制覇しており、柔道&柔術の“女王”を目指している。

 ◆浜田 尚里(はまだ・しょうり)1990年(平2)9月25日生まれ、鹿児島県出身の30歳。10歳で柔道を始め、国分南中―鹿児島南高―山梨学院大を経て13年4月に自衛隊入り。柔道と並行して行っていたサンボでは14年世界選手権80キロ級で優勝。柔道では17年12月のグランドスラム(GS)東京大会でGS初優勝、世界選手権は18年優勝、19年準優勝。1メートル67。右組み。得意技は寝技。

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