「社員プロ」杉山 ツアー初V、孝行息子だ 賞金は支えてくれた母に

2021年10月11日 05:30

ゴルフ

「社員プロ」杉山 ツアー初V、孝行息子だ 賞金は支えてくれた母に
<ブリヂストン・オープン最終日>19アンダーで初優勝した杉山は稲森(右)ら仲間のゴルファーたちから祝福される(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー ブリヂストン・オープン最終日 ( 2021年10月10日    千葉市・袖ケ浦CC袖ケ浦C=7119ヤード、パー71 )】 プロ7年目の社員プロ・杉山知靖(28=レイクウッドコーポレーション)が、ツアー初優勝を飾った。首位で出て、一時は2位の片岡尚之(23=フリー)に並ばれたが、66の通算19アンダーで逃げ切った。香妻陣一朗(27=国際スポーツ振興協会)も3打差の2位。この上位3人が、米ツアー競技・ZOZOチャンピオンシップ(21日開幕、習志野CC)の出場資格を手にした。
 ウイニングパットを沈めた杉山は、生真面目な社員プロらしく控えめにガッツポーズをつくった。「この優勝でおごらず、感謝の気持ちを忘れず精進していきたいです」と優勝会見の第一声も謙虚だった。

 勝因はピンの位置から逆算して、第1打のクラブ選択をする堅実なマネジメントだった。その象徴が15番。「今日はフックラインのパットが気持ちよく打てている」と左に曲がるラインが残る、ピン奥のエリアに第2打を打つために、第1打を3Wから5Wに持ち替えた。5Wで打てばAWではなく、PWでオーバーめにピンを狙える。その計算通り、残り125ヤードからピンの奥2・5メートルにつけ、勝利を確信する会心のバーディーを奪った。

 母子家庭で育ったが「何不自由なくゴルフをやらせてもらいました」。子供の頃、母・智恵さん(57)は杉山が起床する前に朝食を作って出勤。学校から帰って練習を終え、帰宅してもまだ母は仕事から戻っていなかった。「こんなに仕事をさせて申し訳ないといつも思っていました」。優勝賞金2200万円の使い道を聞かれると「まずは母親に手をつけずにと言いますか、ここまで応援してもらったのでプレゼントしたいです。物についてはまだ何とも言えないですけど、自分のためには使わずに、ためになるようなものに使えたらいい」と明かした。

 この優勝で日本で開催される唯一の米ツアー競技のZOZOチャンピオンシップの出場資格も獲得。同大会には明徳義塾高ゴルフ部の2年先輩の松山も出場する。「偉大な先輩なので同じ舞台に立てるだけでも光栄に思います。雲の上の存在で、なかなかお会いできる方ではないので、マスターズおめでとうございますとか何かお話ができたらいいんですが…」と恐縮した様子で話していた。
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