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【バレー五輪予選】男子 フィランド戦はフルセット辛勝 高橋藍救った最多23点「切り替えていく」

2023年10月01日 04:50

バレーボール

【バレー五輪予選】男子 フィランド戦はフルセット辛勝 高橋藍救った最多23点「切り替えていく」
<日本・フィンランド>第5セット、最後のポイントを決め喜びを爆発させる高橋藍(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【バレーパリ五輪予選 男子第1日   日本3ー2フィンランド ( 2023年9月30日    東京・国立代々木競技場 )】 龍神NIPPON、まさかの辛勝発進。08年北京大会以来となる自力での五輪切符獲得を目指す日本は初戦で格下のフィンランドを3―2で破った。エース石川祐希(27=ミラノ)が不調で13得点にとどまった中、高橋藍(22=日体大)が両チーム最多の23得点を奪う活躍で窮地を救った。今大会は8チームが1回戦総当たりで戦い、上位2チームが来年のパリ五輪出場権を獲得する。日本は10月1日、エジプトと対戦する。
 勝利を決める1点は高橋藍がもぎ取った。第5セット、14―12から渾身(こんしん)のスパイクを打ち込んだ。「自分自身がやらなきゃいけない、ボールを託された時に決め切るという気持ちだった」。両チーム最多23得点を挙げた若きエースは雄叫びを上げた。

 これが五輪予選の厳しさなのか。世界ランクで格下のフィンランドにフルセットでの辛勝。勝ち点2しか得られずスタートダッシュを決められなかった。

 2セットを先行しながらも薄氷を踏む展開。その中でも高橋藍が気を吐いた。第2セット。スパイクと見せかけてトスを上げるフェイクセットや、頭の後ろを通す背面ショットを決めるなど躍動した。相手の高さに苦しめられた第3セット以降も8点、4点、3点と各セットでチーム最多得点でけん引した。

 第5セットは、ミスが続いた石川がベンチに下がる非常事態。そこでも魅せた。10―6から6連続失点で逆転され、2点ビハインドの場面で豪快なバックアタックで流れを引き寄せた。不在のエースに代わり日本を救った22歳は「自分自身、軸になりたい気持ちが強い。最後に託してもらえて日本代表の中で信頼を得られていると思った」と胸を張った。

 第3セット途中には、コートの上につるされたカメラを支えるケーブル4本のうち1本が切れて、試合が約10分間中断するアクシデントが起こった。龍神NIPPONは不測の事態も乗り越えた。

 高橋藍は「五輪が懸かっていて、どの相手もギアを上げてくる。明日からも3セット目以降のような試合が続く。簡単に勝てないことが分かった。明日は気持ちを切り替えていく」と前向きに捉えた。世界最高峰のイタリア1部リーグで成長を続ける背番号12はタフな戦いを経て、さらにたくましくなった。

 ▽今大会の勝ち点 勝ち=3、フルセット勝ち=2、フルセット負け=1。順位は勝利数→勝ち点→セット率→得点率の順で決定。

 ▽パリ五輪への道 出場枠は開催国フランスを含む12。五輪予選は世界ランク上位24カ国(フランスを除く)が参加し、8カ国ずつ3組に分かれて1回戦総当たり戦を行い、各組上位2カ国が出場権を獲得する。残る5枠は来年のネーションズリーグ1次リーグ終了時(6月24日)の世界ランクで決まる。優先されるのは五輪予選で出場枠を獲得できなかった大陸の最上位国。余った枠は出場権を得ていない上位国に与えられる。

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