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力尽きた張本智和 抱きしめた田勢監督「何も恥ずかしいことはない」「お前のせいじゃない」

2024年08月08日 06:56

卓球

力尽きた張本智和 抱きしめた田勢監督「何も恥ずかしいことはない」「お前のせいじゃない」
張本を抱き上げる田勢監督(ロイター)
 【パリ五輪第13日 卓球 ( 2024年8月7日    パリ南アリーナ )】 卓球男子団体戦の準決勝で、日本はスウェーデンに約3時間半に及ぶ死闘の末に2─3で敗れ、3位決定戦に回った。16年リオ銀、21年東京五輪銅に続く3大会連続の表彰台を目指し、9日午前10時(日本時間午後5時)から3位決定戦に臨む。 【試合結果(速報)  決勝トーナメント表
 エース・張本智和(智和企画)が、コートに崩れ落ちた。命運を託された最終第5試合のシングルス。2―0とリードして勝利に手を掛けながら、まさかの逆転負け。表情は色を失い、コートに崩れ落ちた。その後もベンチに座り込んで動けず、またコートに突っ伏した。

 試合後、現実を受け入れられない張本を、田勢監督は抱きしめた。「何も恥ずかしいことはないよ。素晴らしい試合だった。お前のせいじゃない。胸を張って歩いて、この歓声に応えなさい」と声をかけたという。

 失意の張本は「田勢さんを勝たせてあげたかった。感謝しかないです」と言葉を絞り出した。

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