大島、貴重な勝ち越し打!「決めてやろう」と打席へ

2010年11月03日 23:21

野球

大島、貴重な勝ち越し打!「決めてやろう」と打席へ
11回中日2死二塁、大島が中越えに勝ち越し三塁打を放つ。投手伊藤
 【中日4-3ロッテ】3―3の延長十一回2死二塁。「前の打席も同じようなチャンスで打てなかったので、何とかここで決めてやろうと思った」と打席に入った中日のルーキー、大島が伊藤の初球を迷いなく振り抜いた。鋭い当たりは中堅手の頭上を越え、三塁に達した大島はベース上で両こぶしを握り締めて喜んだ。
 苦しい展開だった。負ければ後がなくなる試合で、三回に3点を先行された。四回に和田の適時打と野本の犠飛で2点を返し、五回に井端の併殺打の間に1点を奪って追い付いた。
 だが、その後は決定打を欠いた。延長十回には八回途中から登板した浅尾が、失策も絡んで1死満塁のピンチを招いた。ここを6番手の高橋が併殺でしのいだ直後の勝ち越しだった。
 俊足巧打と守備範囲の広さを買われ、競争の激しい外野手で先発メンバーに抜てきされた大島は「自分で決められてよかった」とお立ち台で笑顔を見せた。殊勲の一打で中日が勝敗を五分に戻し、得意のナゴヤドームで戻って戦う権利をもぎ取った。

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