桐蔭学園クリーンアップ爆発!Y校返り討ちだ

2012年07月20日 06:00

野球

桐蔭学園クリーンアップ爆発!Y校返り討ちだ
<桐蔭学園・横浜商>桐蔭学園が7-1で横浜商を破り試合終了
神奈川大会3回戦 桐蔭学園7―1横浜商
(7月19日 相模原)
 第94回全国高校野球選手権大会(8月8日から15日間、甲子園)の地方大会は、28大会で145試合が行われた。神奈川大会では99年以来13年ぶりの夏の甲子園を狙う第1シード校の桐蔭学園が、横浜商との強豪校対決を制し、4回戦進出を決めた。大阪大会では大阪桐蔭の4番・田端良基内野手(3年)が3安打4打点を挙げ牧野を14―0で破った。20日は北北海道大会決勝で遠軽(えんがる)と旭川工が対戦。16大会で57試合が行われる。
【19日の試合結果】

 力が違う。これが第1シード校。桐蔭学園がその実力を存分に発揮した。初回に1点を先制されたが、直後に反撃開始。1死二、三塁で4番・小河が打席に向かった。「最低でも犠牲フライと思っていた」と内角高めの直球を振り抜き、打球はぐんぐん伸びて左翼席に飛び込む高校通算12号の逆転3ラン。3回にも3番・佐藤のソロ、5番・森川の適時二塁打で2点を加えた。クリーンアップ3人で7安打5打点の大活躍だ。

 横浜商とは97年の決勝で対戦し5―3の辛勝。02年の5回戦では4―0で勝利したが、ノーシードながら侮れない相手だった。土屋恵三郎監督は「(愛称のY校にちなんで)ワイワイ野球じゃないけど、伝統的に乗せると止まらない」と2戦連続2桁得点の打線を警戒していた。投手陣は6安打を許したが、3併殺で流れを断ち切った。

 打線は2桁14安打を浴びせた。殊勲打の小河は「今年は(甲子園に)行けると監督も言っている。自分が中心となって引っ張っていきたい」と力強く宣言した。

 99年以来13年ぶり7度目の甲子園まで、あと5勝。この試合ではベンチ入り20人のうち、16選手を起用した指揮官は「最後は総力戦になる。今から慣らしておかないと」と先を見据え、「きょうが一つの山だと思っていた。もう一回締め直す」と厳しい表情をみせた。返り討ちを果たした勢いそのままに、激戦区・神奈川を駆け上がる。 

 ◆97年の神奈川大会決勝戦 桐蔭学園―横浜商のカードで、7月30日に横浜スタジアムで行われた。初回に横浜商が2点を先行したが、桐蔭学園は4回に平野(現阪神)が逆転三塁打を放つなど5―3で逃げ切り、5年ぶりの甲子園出場を決めた。先発の川岸(現楽天)は小雨の降る悪天候の中、3失点で完投した。

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