部員17人 「二十四の瞳」の舞台、小豆島 統合前に甲子園出場を

2015年12月12日 05:30

野球

センバツ21世紀枠候補9校
 小説「二十四の瞳」の舞台となった島に吉報が舞い込んだ。小豆島の部員はマネジャーを除くとわずか17人。全員が島内出身だ。

 それでも今秋の香川大会決勝で明治神宮大会王者の高松商を延長12回、2―1で撃破。樋本主将は甲子園に思いをはせながら「自分たちはまだ全国レベルに達していない。意識を高く持ち練習をやっていく」と口元を引き締めた。

 1920年創立の伝統校。野球部は「エンジョイ・ベースボール」を掲げる杉吉勇輝監督の下で12年春の県大会を部員12人で制すなど力を付けてきた。過疎化の影響で2017年4月に土庄(とのしょう)との統合が決まっている。「小豆島単独での甲子園出場は限られた機会しかない。地域の方に活躍する姿を見せたい」とエース左腕の長谷川。「三十四の瞳」を代表して言葉に力を込めた。

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