オコエよ、主力投手撃て！１軍生き残りへ池山コーチが指令

2016年03月01日 09:35

野球

　一流を打て！開幕１軍を目指す楽天のドラフト１位・オコエが池山打撃コーチから「主力打ち指令」を受けた。チームは３日から岡山・倉敷マスカットスタジアムで西武、ソフトバンクとのオープン戦４連戦を行う。同コーチは「これからはどんどん良いピッチャーが出てくる。どういう結果を残すか楽しみ」と大きな期待をかけた。

　スタメンで出場予定の３日西武戦の相手先発は開幕投手に指名されている菊池。オコエが課題とする左の速球派投手である。さらに４日はエースの岸、５、６日のソフトバンク戦は昨季９勝０敗と負けなしのバンデンハーク、５年ぶりに日本球界に復帰した和田が先発するとみられ難敵がずらりと顔を並べる。

　オコエは評価の高い守備、走塁に加え、ここまで実戦１０試合で２５打数６安打、打率・２４０ながらチームトップの９打点と打撃でも勝負強さを発揮。打球がなかなか前に飛ばなかったキャンプ初日から恐るべきスピードで進化を遂げている。急成長中の１８歳を池山コーチは「良いピッチャーと対戦する方がどんどん成長する。経験が財産になる」と主力を打つことがさらなる進化につながると分析した。

　キャンプ中には２月２０日の阪神との練習試合（宜野座）で藤浪の１５１キロ直球を中前適時打し、その後の宮崎遠征の１軍同行を勝ち取った。「テレビで見ていた有名選手が出てくるが、藤浪さんと対戦した時と同じように臨みたい」とオコエ。１軍生き残りへ、まずは３日に雄星撃ちだ。　（徳原　麗奈）