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クラークの“トラッキー”ことエース平沢津 聖地マウンドに感動

2016年08月02日 08:51

野球

クラークの“トラッキー”ことエース平沢津 聖地マウンドに感動
マウンドに上がって投球練習をするクラーク・平沢津
第98回全国高校野球選手権大会甲子園練習
(8月1日 甲子園)
 第98回全国高校野球選手権大会(7日から15日間)の出場校による甲子園練習が1日に始まり、8校が汗を流した。通信制の学校として初出場するクラーク(北北海道)は甲子園の土の感触を確かめながら軽快に動いた。4日まで実施される。

 クラークは背番号6のエース・平沢津が打撃練習で登板し、打者5人に23球を投げた。先月21日の北北海道大会決勝以来の投球。「マウンドに立てたことは良かった。5割の力で思ったところに投げられた」と本番に向けて自信をのぞかせた。

 名前は「虎揮(とらき)」。甲子園を本拠とする阪神のマスコットキャラを連想させる。ただし、愛知出身で中日ファン。北北海道大会では大黒柱の働きをしたにもかかわらず、大好きな井端弘和(現巨人コーチ)が中日時代につけていた背番号6に愛着があり、エースナンバーへの変更を望まなかったほどだ。

 阪神関連の質問には「特に何も…」と苦笑いするが、甲子園への思い入れは人一倍。野球部創部1期生8人の中で最初に入学を決めたのが平沢津だった。愛知の江南古知野中3年の2月、甲子園を狙える学校をインターネットで探して、部員募集を始めたばかりのクラークに飛び込んだ。「甲子園に足を踏み入れた時、感動した」。北の大地で夢をかなえたトラッキーが甲子園で大暴れする。(石川 加奈子)

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