天理 輪島Jr. 満塁弾浴びる「輪島の名を…輪島らしく、できなかった」

2017年08月20日 17:40

野球

天理 輪島Jr. 満塁弾浴びる「輪島の名を…輪島らしく、できなかった」
<明豊・天理>9回に登板した天理・輪島 Photo By スポニチ
 【第99回全国高校野球選手権大会第12日準々決勝   天理13―9明豊 ( 2017年8月20日    甲子園 )】 天理(奈良)が明豊(大分)を13―9で振り切り、27年ぶりの4強入りを決めた。
 9回に第54代横綱・輪島の息子、輪島大地投手(3年)が登板。しかし、代打・三好に満塁ホームランを被弾し、1死もとれないまま4失点で降板と、ほろ苦い甲子園デビューとなった。引き揚げてきた右腕は、しばらく前屈みになり、落ち込んだままだった。

 ようやく口を開くと「悔いが残ります。緊張に負けてしまった。点をとってくれて最高の形で自分が投げたのに。地に足がつかなかった」と、ため息まじりに振り返った。

 父は「黄金の左」で幕内優勝14回を誇った名横綱。13年に喉を手術して声を失い、コミュニケーションは主に筆談だ。甲子園出場が決まると手紙で「頑張れ」と激励もしてくれている。大会直前には「(発声が不自由な)父にも頑張ってほしい」と、健闘を誓っていた。

 黄金の系譜が注目されるのは承知の上。それだけに「輪島の名を…。輪島らしく、できなかった」と、唇をかんだ。

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