【記者の目】問われる球団の覚悟 清宮に育成方針とメジャーへの道筋提示できるか

2017年09月23日 10:20

野球

【記者の目】問われる球団の覚悟 清宮に育成方針とメジャーへの道筋提示できるか
緊張した面持ちで会見場に姿を見せた早実・清宮。いよいよプロへの扉を開ける Photo By スポニチ
 【早実・清宮会見 ( 2017年9月22日 )】 早実・清宮の最終目標は「メジャーでホームラン王になる」こと。そのために、どう成長曲線を描くか。進学なのか、プロなのか、その視点から最善の道を見極めてきた。
 高校通算史上最多とされる111本塁打をマーク。今春東京都大会決勝では平日ナイターにもかかわらず、神宮に約2万人が詰めかけた。さらに高校日本代表で主将を務め、名実ともに世代の顔となった。よりレベルの高いプロを目指すのは自然の流れだった。

 今月中に出されるプロ志望届提出後の面談では、育成方針だけでなく「メジャー」の舞台へどう後押ししてもらえるのかを見る。本人が努力するのはもちろんだが、どう自分の夢をアシストしてくれるか。会見では「12球団OKか」という質問に清宮は言葉を濁したが、面談を経て意中の球団が絞られる可能性は十分にある。プロ球団のあるスカウトも「面談でどれだけのものを提示できるか。かなり重要になってくる」と話している。

 大学関係者からは落胆の声が相次いでいる。アマ球界、野球界全体の思いを背負ってプロ志望を表明した清宮に対し、獲得を目指す球団側も相応の覚悟が求められる。 (アマ野球担当キャップ・松井 いつき)

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